
日本においての原付の保有台数は年々下がっており、その需要の少なさから、新機種の50ccスクーターの製造ができなくなってしまい、110ccなどの小型スクーターを50ccに改良したものだけが今後売られるようになると言います。
しかし、日本の現状と真逆なのが中国でして、現在の中国国民のスクーターの保有台数は3億台以上だそうで、多くの人々に欠かせない乗り物になっており、そんなお国柄だからなのか、スクーターに関するアイテムが異常なほどに売られていて、中には日本国内では全く見かけないのに、アリエクスプレスでは頻繁に見掛ける商品がございます。
それは、スクーターに乗車する際には必ずぶち当たる欠点を補うための商品なのですが、あまりにも奇妙なものが多いのが最大の特徴で、アリエクスプレスというか、あちらの国特有の、目的を果たすためには手段は一切選ばない作りにどれもなっておりました。

スクーターは手軽な乗り物である反面、雨にはめっぽう弱く、特に運転者は雨に濡れるのを免れることができず、雨合羽を着用するか、それが嫌ならば雨の日はスクーターに乗らないとの選択肢しかありません。
しかし、あちらの国では雨に何ぞ負けられないとの気概があるのか、『雨に濡れないようにするには屋根を付けてしまえば良いアル』とばかりに、スクーター用の屋根が色々と販売されているのですが、そのどれもが結果が容易に想像できてしまう作りになっていたりします。

例えば、蛇腹式に収納されているテント状の屋根を荷台に固定するモノや、

そもそも、屋根を取り付けてしまうタイプのモノ、

雨にはやっぱり傘に限るとばかりに、雨天の際には傘をさすタイプのモノなどが、どれも1万円前後でアリエクスプレスで販売されております。
ただ、スクーターが前に進むことで風圧が絶対にかかる訳で、速度が上がれば上がるほど風圧はより強くなりますから、テントにしても屋根にしても傘にしても、時速10kmくらいならば問題は無さそうですが、時速40kmに近づくと風圧で全てを持って行かれそうな雰囲気があって、現にフィードバックには『秒で壊れた』とのコメントもありました。
雨が降る→屋根があればOKとの考え方は間違ってませんが、屋根を付けるにあたっては安全性なんかくそくらえ、との精神が溢れているこれらの商品は、あちらの国の縮図とも言えそうな気がした、スクーター用屋根のお話でした。