最近のアリエクスプレスの価格の安さはデフレも関係しているのかもな話

月が変わるタイミングで必ず報じられるのが値上がりの話題でして、確かに食料品から生活必需品までありとあらゆる商品が以前に比べるとかなり値上がりする世の中になりました。

日本は長きに渡ってデフレが続いており、それをインフレにするべく、政府と日銀は今から約11年前に異次元緩和を実施し、その効果が出ているからこその値上がりとも言えますが、副作用的に円安がかなり加速してしまい、値上がり幅が大きくなってしまったような気もします。

デフレの問題点を簡単に言いますと、商品が売れない→商品の価格が下がる→製造や小売りに僅かなお金しか入らない→そこで働く人々の賃金は上がらない→だから商品を買うことができない→商品がさらに売れないを繰り返すことでして、商品が安く買えることは良い事ではありますが、先々の発展は見込めない状況にもなってしまいます。

こういったことが日本では30年間くらい続いていたと推測され、それを打破するための策の一つとして異次元緩和が行われたわけですが、現在のところ、素晴らしい薔薇色で輝かしい景色に様変わりしたかというとそうでもないような気がします。

こんなことを踏まえまして、現在のアリエクスプレスを眺めていると、商品の価格が以前よりもお安くなっているような気が個人的にはしているのです。

まあ、今から10年前のアリエクスプレスも安かったのは紛れもない事実なのですが、現在の円安や世界的なインフレ傾向でモノの値段が上昇している中でアリエクスプレスを見てみると、もっと値上がりして良いはずなのにお値段が据え置かれているような感覚があります。

ましてや、Choiceや百円ショップの商品を見ていると、以前の1ドル=100円だった時代よりも遥かに安いと思える商品が豊富に存在していることにも気付きます。

なぜ、現在のアリエクスプレスが安いと感じるのかを考えながらインターネットニュースを眺めていると興味深いニュースがありまして、ブルームバーグが『中国のデフレスパイラル、危険な新局面入り-早期の措置が必要にも』と報じておりました。

冒頭でも申し上げましたが、デフレはモノが売れないことから発生し、やがて商品価格がさらに下落していくことですから、もしも中国がデフレに入っているのが本当だとすると、私がアリエクスプレスで感じる商品価格の安さは中国のデフレの影響が少なからずあるのかもしれません。

実際に中国がデフレか否かなんて分かりませんし、現在のアリエクスプレスが安く感じるのは私の主観でしかないので実態は分からないのですが、もしかすると、デフレの影響でアリエクスプレスユーザーはお得に商品を買いやすくなっているのかも、というお話でした。