アリエクスプレスから届いた商品に問題があった場合のお店とのやり取りは無駄な時間になることが多い話

アリエクスプレスと日本国内の通販には色々と異なる点が存在しておりますが、不良品が届いた際の処置が最も異なる点なのかもしれません。

日本国内の通販で不良品が届いたら勿論の事、不良品とまでは言えない汚れや傷が付いた商品が届いたとしても、購入者が納得できない状態である場合には返品や交換が概ね無条件で行われることが多くなっております。

しかしアリエクスプレスの場合、もしも商品が木っ端みじんに破損していたとしても無条件で全額返金になるとは言い難く、半額から7割ほどの商品代金しか返金されないこともあったりします。

この点の違いはかなり大きく、もしかするとアリエクスプレス最大のリスクのようにも思えるのですが、個人的に言いますと不良品が送られてくる確率は相当低く、買って大損したと感じたことは一切ないので、そう恐れることでもないように思えます。

ただし、不良品とは言えない少し気になる問題がある商品は時々届くことがあって、例えば、バッグを買ってみたら製造段階で付着したと思われる油汚れがあった、なんてことがあります。

こういった場合、購入者がアリエクスプレスに訴えて、その訴えに対しての販売店側の主張を加味しつつ、アリエクスプレスが判断を下して解決するシステムにて返金額が算出されます。

例えば、1000円のバッグに汚れが付いていた場合、購入者が全額返金を得たいのならばその商品を中国へ発送代金を購入者持ちで返送する、一方、中国へ返送したくないのならば半額の返金で我慢する、といった判断を行い、この取引の解決を図ります。

この解決するシステムは、以前のアリエクスプレスでは最終兵器的な意味合いを持ち、お店は訴えられることを極度に嫌い、商品ページはどこのお店も『もしも届いた商品に問題があった場合、絶対に訴えてはダメアル。まずは必ず店に連絡するアルヨ』と書かれておりました。

そして、なにか問題のある商品が届いた際にお店へ連絡すると、『代品を無料で別に送るから許すアル。だから訴えるなアル』といった塩梅で返答があって、時間は掛かるものの、注文した商品が不良品であっても再度送ってきてくれることが頻繁にありました。

しかし、最近ではこの一文が書かれているお店も少なくなり、不良品が届いてお店へ問い合わせても再送してくれることはほぼゼロであり、むしろ問い合わせなんかしなきゃ良かったと感じることが多々あります。

先日も届いた衣料品に油のような3cm四方くらいのシミがあったのでお店へ画像を添付して連絡してみました。

すると、初めは素直に謝罪してくれたものの、続いた言葉は、『お前の家には洗濯機が無いアルか?』『汚れを落とす努力をお前はしたアルか?』『汚れているなんて言うからどれだけ大きい汚れなのかと思ったアルが、そんな小さい汚れは汚れじゃないアル。お前は気にし過ぎアルヨ』との返答をいただきました。

以前もこういった返答をしてくるお店は存在しておりましたが、現在ではそもそもお店とやり取りすること自体が無駄に思えることばかりで、納得できない商品が届いたら、即、アリエクスプレスへ訴えた方が嫌な思いもせず、解決も早い、というお話でした。