今から5年前、新型コロナウイルスという未知の病が中国で発生しましたが、その中国国内では瞬く間に感染者数が爆発的に増大し、しかもお亡くなりになられる方が非常に多いのがこの病気の大きな特徴でした。
その未知のウイルスは中国国内に留まらず、すぐに全世界に伝播し、今の時代を生きている人間がパンデミックというものを初めて経験することにもなり、もしかすると人類が滅亡するのでは?との悲観的な風潮が世界中であったのは間違いありません。
その後、目に見えない恐怖のウイルスに感染しないために、人との接触の制限が世界中で実践され、人々は窮屈な生活を強いられるようになっていくわけですが、当時、震源地である中国からの荷物にウイルスが付着して届くことで、新たな感染源になってしまうのではないか?との声はかなり大きいものでした。
アリエクスプレスは中国から商品を発送するECサイトですから、感染者数が増大している地域から発送される商品にウイルスが付着する、あるいは、物流の過程でウイルスが付着した状態でユーザーの国へ届き、そこから感染爆発が起こる可能性を指摘する声が少なからずありました。
誰もが経験したことのない未知のウイルスだからこそ、こういった指摘がなされるわけですが、当時、私が書いていたブログにもそういった内容が書かれており、私はすっかり忘れておりましたがかなりのコメントも貰っていたので、やはり誰もが気にする事案だったようです。
今から思えば荒唐無稽に思えてしまいますが、アリエクスプレスから届く荷物が感染源になるのかも?と考える方々が多かった、コロナが始まった直後の2020年2月16日に時を戻しつつ、当時を振り返ってみます。
人間は目で認識できないものには恐怖心がより増してしまうように思え、例えば、真夏の就寝時に耳元にプーンという蚊の羽音が聞こえてくるとかなりの恐怖感があって、その蚊を仕留めなければおちおち安眠することができません。
また、公共の場の個室トイレに入っている時、突然、外側からドアを思いっきり蹴られたりしたら、相当な驚きと恐怖感を味わうのは間違いなく、個室から出ていくのは命懸けの勇気が必要となります。
人間にとって、目に見えない敵への恐怖感は5割、いや10割増しと言っても過言ではなく、肉眼では確認できない未知のウイルスともなれば、その恐怖は計り知れません。
連日に渡ってのニュースの話題は、ほぼほぼ新型コロナウイルスのことばかりで、その内容はどれもこれもネガティブであり、ポジティブなことなんぞ一切ありませんから、日本国民全体へ恐怖感をわざと植え付けているような気もしてきます。
ただ、誰も経験をしたことのない新型コロナウイルスですので、リスクを大きめに伝えておくことは、その先の安心にもしかすると繋がるのかもしれないのですが、色々と報じられているからこそ、気になることもありまして、それは宅配される荷物に関してです。
中国の報道では、宅配される荷物を念入りに消毒している光景がありまして、それを見ていると、アリエクスプレスで購入して日本へ届けられる荷物が原因で、新型コロナウイルスに感染することがあり得るのかがやたらと気になりました。
ちょうど本日、アリエクスプレスからでChina Postで発送された荷物が届いたのですが、この荷物がお店から出荷された日時を確認すると、現在のニュースで報道されている、日本で罹患された方々の潜伏期間の時期とぴったりと符合する日付でした。
しかも、その荷物が発送された地域は「天津市」と「杭州市」という、どちらも新型コロナウイルスで都市ごと封鎖されている地域でして、嫌な気分を通り越してやたらと恐怖感が増してきます。
いつも行っている見慣れたビニール封筒を開封する作業が、突然、命がけの作業のように思えてきてしまい、ポストから取り出す時にもう既に封筒をベタベタと触ってしまった後なのに、思わずマスクを装着し、封筒を除菌アルコールで丁寧に拭いた後、意を決して開封した次第です。
数日後のニュースで、『東京都の山沿い在住の男性が、中国からの通販の荷物を介して新型コロナウイルスに罹患した』なんて報道される事態になったら、私の住む地域では村八分になりそうなので中身の商品も丁寧に除菌しましたが、そもそも、本当に荷物を介して感染するのか否かがかなり気になりました。
罹患しないようにマスクや手洗いの説明はやたらと報じられますが、中国通販の取り扱いなんてことはどんな報道でも一切伝えてくれませんから色々と調べてみたところ、アリエクスプレスから届いた荷物に関しては、アリエクスプレスだからこそ、新型コロナウイルスに罹患する事はなさそうであることが分かりました。
ドイツの大学病院での研究によりますと、新型コロナウイルスは最大9日間にわたって感染力が保持され、病院内でのドアノブやナースコールのボタンなどから感染する可能性は最大で9日間であり、ウイルスの平均寿命は4日間から5日間である、と報じられている海外のニュース記事を見つけました。
新型コロナウイルスは空気感染や接触によって感染することは確認されており、それは荷物を介しての感染も十分に考えられますが、現在のアリエクスプレスにおいて、中国から日本へ感染力が保持される最大9日間以内に届くことはあり得ません。
何も問題のない平常時ならば、最短4日間で届いてしまうことがごくたまに起こりますが、コロナの影響で航空便がかなり減便されている関係上、日本までの到着日数は1か月くらいを見込んでいた方が良いのが現状です。
だからこそ、もし仮に中国から発送された荷物にウイルスが付着していたとしても、日本へ届く頃には感染力を失った状態になっていると考えられます。
実際のところ、未知のウイルスの寿命が本当に9日間であるのかなんてよく分からないので、荷物からの罹患が絶対にないとは言い切れないところですが、現在、届くまでにかなりの時間を要すのは間違いなく、たとえビニール封筒にウイルスが付着したとしても、日本へ届く頃には時間がかなり経過しているので死滅している可能性が高いような気はします。
それと最近恐ろしく感じることがもう一つありまして、それは、アリエクスプレスのいくつかのお店が全然発送してくれないのでメッセージで連絡をしても、返信が無く全くの音信不通になっていることです。
お店の所在地でロックアウト状態になっているからただ連絡が取れないだけなのか、それとも、激震地だからこそ罹患して残念ながらもうこの世には・・・なんてことを考えると、新型コロナウイルスの恐ろしさが如実に現れてきます。
新型コロナウイルスがどこまで長引くのかは皆目見当できず、予想外に長期化するとの話もありますが、まだ始まったばかりの未知のウイルスは、意外なところにも影響がどんどん出てくるのかもしれません。
2020年2月16日に書かせていただいたものをご覧いただきました。
当時の状況は、横浜港へ入港した豪華客船・ダイヤモンド・プリンセス号のコロナ感染がかなり深刻になっていたものの、日本国内では感染者数がそう多くはなってはおらず、まだまだ対岸の火事のような様相である一方で、中国国内では数千人、日によっては数万人規模で感染者が増大している状況でした。
また、そんな状況でもアリエクスプレスは何のアナウンスもされずにごくごく普通に営業をしている一方で、文中にもあった、お店との連絡が全く取れない状況が頻発しておりました。
当時のアリエクスプレスで荷物が発送されない時には、まずはお店へ連絡するのがルールでして、お店が発送できないことを認めると返金が行えるという、やや面倒なシステムがありました。
このシステムの影響で、お店へ連絡しても音信不通であることが書かれており、本当にお亡くなりになったのか、音信不通のままで飛んでしまったお店は当時多数ございました。
この時からもう数週間もすると、日本国内でも新型コロナウイルスの状況は深刻さを増していき、緊急事態宣言が発令され、日本もロックアウトのような状況になっていくことになるのですが、今から5年前のコロナ禍の際のアリエクスプレスの荷物で感染するのか?という、今から考えれば何が問題だったのかと思える内容のお話でした。