日本人を狙い撃ちする安すぎる商品は配送方法を見れば詐欺なのかを簡単に見破れる話

アリエクスプレスで『日本国内発送』というバナーが表示された商品が見られるようになったと先日お伝えしました。

しかし、『日本国内発送』であることで、日本人をターゲットにしているかのような詐欺的な販売が横行している気が個人的にしたので、今回はそれについてお伝えいたします。

アリエクスプレスは基本的に中国から商品が発送されるわけですから、今日出荷された荷物が明日になって日本のユーザー宅へ届くことは絶対無理であり、どんなに早くても4日ほどの時間が絶対に掛かります。

しかし、『日本国内発送』と表示されている商品ならば、日本人ユーザーは『日本国内から発送されるだろう』と考え、沖縄から北海道に向けてなどの出荷でない限り、『翌日や翌々日くらいで届く』との予測が立てられることから、『日本国内発送』の商品を買ってみようと思われる方がきっといらっしゃるはずです。

加えて、その商品の価格がどこよりもお安いとなれば、積極的に購入しようとする方は絶対にいらっしゃるはずなのですが、このような方々を狙い撃ちにするかのような商品が最近かなり見られるようになりました。

例えば、上の画像はPCなどを取り扱うとあるアリエクスプレスのお店の商品ラインナップですが、全てが日本国内発送でありつつ、販売されている商品価格がかなりお安めだったりします。

アリエクスプレスにてお安い商品に罠があるのは間違いないのですが、この価格設定がべらぼうに安いわけでは無く、現実的な値引き額からさらに2割ほどお安い価格に設定されており、もしかするとあり得るお値段なのかも?と思えても仕方のない絶妙な値付けなのです。

だからこそ、フィードバックの評価が一切ないにも関わらず、多くの注文だけが入っていることが確認できるのですが、これは紛れもなく詐欺的な販売だと断言でき、その見破り方は誰にでもとても簡単に行えるものだったりします。

上の画像はモニターなのですが、アリエクスプレスでの実売価格は6千円弱くらいで販売されているものの、このお店では送料無料3300円ほどで販売されており、もう既に80件ほどの注文が入っております

この程度の価格差なので、『もしかすると大特売をしていて安いのかも』と思えてしまってもなんらおかしくない絶妙のラインなのですが、こういった安いと思った時にこそ、絶対にチェックした方が良いのが配送方法とその料金です。

上の画像にある、送料無料をタップすると、どんな配送方法が無料で使われるのかが表示されるのですが、

このモニターの場合、DHLやFedexの航空貨物が送料無料で使用できるとなっており、ごくごく一般的なAliexpress標準配送だけが2千円ほどの有料配送になっております。

このモニターの販売価格は3300円ほどですが、仮に日本国内から発送されたとしたら、日本国内の配送料がいくらになるのかは日本人だからこそ分かるはずですし、もしも中国からDHL等で発送されたら3300円以上の運賃が確実にかかることも容易に想像がつきます。

となると、3300円を支払っただけで本当にモニターが届くのかどうかは自ずとわかるわけで、何らかの罠が確実に潜んでいる商品であることもわかります。

アリエクスプレスは安さが売りのECサイトですが、安過ぎる商品はほぼほぼ存在せず、ましてや、PCやスマホ関係では絶対に存在しません。

もしも安過ぎる商品があったのならば、配送方法だけでも確認をし、矛盾点があったら絶対買わない方が良く、遊び半分で首を突っ込むようなこともしない方が絶対に良い、というお話でした。