アリエクスプレスの傘は進化しているのか退化しているのか分からない話

日本の多くの地域において、蒸し暑く、ジメジメして長雨が続く梅雨という季節が到来しておりますが、この時期に出かける際に欠かせないアイテムが傘でして、アリエクスプレスには様々な傘が販売されております。

また、日本ではあまり見かけないタイプの傘をアリエクスプレスでは結構見かけるのですが、そういった珍しいタイプの傘は、進化しているのか、あるいは以前に存在したタイプを焼き直ししているのかがよく分からなかったりします。

アリエクスプレスには効率のみを重視した結果、一風変わった姿に仕上がっている商品が色々ありますが、それは傘も同様です。

例えば、傘をさすということは片手が塞がることになり、これでは不便だからとアリエクスプレスで売られているのが傘用ハンズフリーホルダーです。

確かに傘をさしつつ両手が使えるようになりますが、その結果を重視しすぎるために見た目は一切考慮しない作りでして、この商品は、傘を使い始めた中世の頃から、誰もが思いつくような商品を具現化しただけのようにも思えます。

また、両手を塞がずに傘をさすことを重点に置いた商品としては、古来から存在する笠と傘を融合させたものがアリエクスプレスには大量に販売されております。

ただし、この大きさの傘を首に装着すると、強風時には命を持って行かれる危険なアイテムにもなりかねないような気がしますし、これが進化した商品かと言われると、むしろ退化している気もします。

最後は、2025年の新製品として誕生したとの売り文句の傘でして、進化のポイントは地球温暖化に伴った熱中症対策にもなる優れものだそうで、両手が使えつつ、雨もしのげ、熱中症予防にもなって一石三鳥だとのこと。

しかし、この形状は古来から存在する蓑を保温シートで作っただけであり、確かに直射日光は避けられそうですが、熱がこもってしまう保温シートを真夏に被っているのは命取りになる予感がしてしまい、これを被っていたがために、より重篤な熱中症になる危険性がありそうです。

アリエクスプレスには独自の進化を遂げて販売されている、見たことのない商品が存在しておりますが、進化ではなく、むしろ退化しているものもあったりする、というお話でした。