アリエクスプレスには傘を手に持たずに済むホルダーが売られているが見た目に難がある話

まだ暑さがぶり返すことがあるものの、ようやく本来の季節である秋の涼しさを感じられるようになってまいりました。

食欲の秋や行楽の秋といった言葉があるように、秋は人々が積極的に動く季節でもあるのですが、秋は台風シーズンであることが関係して、雨が降ることが意外と多い季節であったりもします。

雨が降ったら傘の出番となりますが、傘をさす行為というのは、広げた傘を右手か左手に持つのが世界共通の認識です。

しかし、お国柄なのか、アリエクスプレスにはどうにかして傘を手に持たずに済ませようとするアイテムが非常に多く販売されていたりします。

例えば、日本に傘が伝来する前の笠のように、頭に括り付けるタイプの傘はアリエクスプレスで相当な数が売られており、そこには必ず、両手が使えるのに濡れなくて便利であることがかなり強調されております。

私の想像でしかないのですが、あちらの国では、雨が降る→出掛ける時に濡れたくない→でも、傘を持って片手が塞がるのは嫌→だったら、両手が使えつつ、傘が差せるようにするアル、という思想が根付いているように感じられ、今回見つけたアイテムもそういった思いが溢れるものとなっております。

そのアイテムというのが、傘を固定してハンズフリーが可能となるベストでして、その名の通り、ベストを着用後、ホルダーに傘の柄を通して固定すれば、両手が完全にフリーな状態にできつつ、傘をさすことで雨に濡れなくても済むシロモノです。

確かに、両手が使えるのは便利であることは認めますが、その形がもう少しどうにかならなかったのかというのが率直な感想で、仮にこの日本でこのホルダーを使うのはなかなか勇気が必要であり、場合によってはSNSで晒し者になってしまうかもしれません。

アリエクスプレスで販売されている商品の中には、日本で見たことのないものが沢山存在しますが、傘を固定するベストも、未来永劫に日本で見ることはなさそう、というお話でした。