コロナ禍の時は異様に高騰していた非接触式温度計が今では200円台で買えるものがある話

ここ1年間で劇的に変化した事といえば、新型コロナウイルスに対する国民の意識だと思われ、今現在において、コロナに怯えて生活している方々というのは相当にレアなような気がします。

まあ、新型コロナウイルスが根絶されたわけではなく、今でも罹患する可能性が大いにあるものの、コロナ禍の初期に見られた『罹患=即死』と考える方々は今ではいらっしゃらず、少しばかり珍しい風邪程度の病気と捉える方が一般的だと思われます。

2020年3月頃から始まったコロナ禍がいつの時点で終焉を迎えたのかを特定することは難しいのですが、現在がコロナ禍との雰囲気ではないのは間違いなく、だからこそ、コロナ禍で売れていた商品が現在では全く売れなくなっているようです。

コロナ禍のアリエクスプレスでは、使い捨てマスクや消毒用品、体温計などがとんでもない価格に跳ね上がり、そのとんでもない価格でもバカ売れする光景が長きに渡って続いておりました。

そして、コロナが落ち着きを取り戻すようになってくるに従い、コロナ用品の価格も落ち着き、現在では需要の無さからなのか、特に体温計の一部がとんでもなく安いお値段で販売されるようになりました。

コロナ禍の頃、おでこにレーザーを照射して体温を計測する非接触式体温計は人気アイテムであり、これは発熱しているコロナ罹患者と接触しないようにする手っ取り早い方法として、色々なお店が入店時に使用しておりました。

しかし、体温計として販売されているものはそもそもの製造数が少なく高価なので、代わりに安価な非接触式の温度計を代用することが非常に多く、アリエクスプレスでも非接触式温度計が売られました。

ただし、本来は千円くらいの安価なアリエクスプレスの非接触式温度計でしたが、世界中からの爆発的な需要から1週間後には2千円、1か月後には5千円といった値上がりを見せ、品質的にも怪しい非接触式温度計が1万円近いお値段で取引されるのを目撃することもありました。

千円だったものが10倍になってしまうほどの強烈な需要がコロナ禍の初期にはあった非接触式温度計ですが、そもそも体温を計測する必要がほとんどなくなっている世界になった今はどうなっているかというと、とんでもなくお安くなっております。

コロナ禍の前は現在よりかなり円高だったのに千円くらいで売られていた非接触式温度計は、かなり強めの円安になっている現在でも500円も出せば割と買うことができ、中には200円台で販売されているものまでございます。

コロナがあったからこそ特需となる商品があった一方で、コロナが終了したらコロナ前よりも売れなくなって値下がりしている商品も存在している、というお話でした。