アリエクスプレスで誰をターゲットにしているのか最近やたらと80年代の昭和的なTシャツを見掛ける話

アリエクスプレスで販売されている商品は主に中国国内で製造されており、時には海外から発注を受けた商品が横流し的に売られていることがありつつも、基本的には中国国内で企画された商品が大多数だと思われます。

ですので、中国人が売れると思って製造した商品がアリエクスプレスには並んでいるとも言えそうなのですが、色々な商品が販売されているアリエクスプレスには誰をターゲットにしているのかよく分からない商品も数多く並んでおります。

今回は、日本人の一部には懐かしさを感じる人間は存在するものの、果たして購入まで至る人間が存在するのかと疑問を抱かせるTシャツのお話です。

今の世の中は昭和レトロという単語が存在し、昭和時代のレトロなモノや文化が良いとの風潮があるそうです。

私は昭和に生まれ、昭和の後半は多感な十代の時期でしたので、当時をリアルタイムで知っている人間であり、現代で昭和レトロが取り上げられれば、それは懐かしい気分に浸りますが、それが購入意欲に繋がるかというとそれは別の話です。

そんなことを踏まえまして、最近のアリエクスプレスには日本の80年代の昭和的なTシャツが結構売られております。

当時を生きた人間ならば誰もが分かる歌姫のものや、

歌姫とは言われなくとも当時絶大な人気を博した方のもの

日本の昭和ではないものの、当時、洋楽を聞かない人間でもこれだけは知っている方々のものなど次々と出てきます。

また、80年代当時の本をそのままTシャツにプリントしてしまったもの

あくまでも『小さなゴースト』と主張して著作権の問題を回避しようとの思いは分かるものの、それは一向に解決していないTシャツも存在します。

個人的にはどれも懐かしさに溢れておりますが、どれもほとんど売れておらず、何のために、誰をターゲットにしてこれらのTシャツを製造したのかよく分からない印象だけが残ります。

中国はすぐに製造することが可能な土台があるからこそ、挑戦的な商品が次々と出てくるのかもしれませんが、80年代の昭和的なTシャツは全然売れていない、というお話でした。