
Nintendo Switch 2が発売されてもう数ヶ月が経過しましたが、人気ゲーム機が発売される際の転売などの混乱を伝えるニュースが今回に限っては少なく、現在に至っては報じられること自体が全くなくなりました。
私自身は購入しておりませんが、コストコに行くといつでも買えるような塩梅ですので、転売品に高いお金を出さなければ入手できないといった、これまでの新発売ゲーム機の状況とはかなり動きが違っているようです。
まあ、それだけ任天堂が転売対策をばっちりと講じた結果として混乱を避けられたのだと思われますが、アリエクスプレスではこのゲーム機の転売が今でも公然と行われております。

7万円台から10万円台後半までのお値段が付けられた転売品がアリエクスプレスでは販売されており、そう多くはないものの、どれも10件程度の注文が入っております。
日本では税込49980円で購入できる商品が、安くても7万円以上を出しても欲しい人間が存在し、しかも購入先がアリエクスプレスという高額商品ならば、なおさら色々と気を付けなければならないECサイトを選ぶのはどういった人間なんだろうと個人的には思っておりました。
そして、最近になってこの転売品を購入した人々のフィードバックが集まりだしたので見てみると、やっぱりというか、購入しているユーザーは同一の国の方々でした。

その国とは、戦争が発端で世界中から経済制裁を受けているあの国であり、軍事転用も可能になるゲーム機は、当然、正規で輸入することはできなくなっております。
しかし、そういった国であってもゲームをしたい欲求が抑えられない層はいらっしゃるものなので、そういった方々が経済制裁には関係のないアリエクスプレスから購入している構図が見えました。

ただし、商品代金の他に関税までも取られているようで、かなりお高めの買い物になってしまっている事例もあるようですが、このルートでしか入手できないとなれば、それなりの金額になるのも仕方がないのかもしれません。
日本国内にてNintendo Switch 2を転売で入手しなければならない人間はいなくても、世界的に見るとそうでもなく、その需要をアリエクスプレスが担っているようだ、というお話でした。