アリエクスプレスの安さを簡単に実感するのに最も適した商品カテゴリーはというと、断トツでスマホケースだと思われ、この意見に異論は出ないはずです。
だからこそ、アリエクスプレスという日本の通販とは少し異なる海外通販を初めて利用する際には、お試しでスマホケースを購入し、それがちゃんと届いて、どういったクオリティのモノなのかを把握できてから、色々な商品を買って行った方がトラブルが少ないかも、と書かせてもらった事もありました。
日本とは比べようもなく安価で、それでいて品質的に悪くないものが揃っているアリエクスプレスのスマホケースですが、ちょっとした画像検索を行ってみたところ、重大とも思えるリスクがあることを改めて知ってしまいました。
上の画像は、アリエクスプレスのAIがおすすめしてきたスマホケースなのですが、フィードバックの評価がまだ一つもないところから、突然売れ始めたがためにAIが売れ筋商品として不特定多数におすすめしているのだと思われます。
確かに変わったスマホケースながらも、悪い見た目ではないので、売れていることには異論はありません。
ただ、何の気になしにこのスマホケースを画像検索してみると、日本国内でも販売されており、もしかすると権利的な問題がありそうな雰囲気が漂っております。
まず、販売されているお値段が5倍以上も異なる点はまあ置いておきまして、検索結果を見ているといくつかの日本の販売店に行きつきます。
これらの販売店がもしも権利を有していたとなれば、仮にアリエクスプレスでこのスマホケースを購入したとすると、税関で没収される対象にもなるわけで、となると、これはかなりリスクのある買い物となってしまいます。
この他にも、アリエクスプレスで販売されているスマホケースを無作為に5点ほど画像検索にかけてみたところ、権利的な問題がありそうなものしかありませんでした。
私は今まで何の迷いもためらいも罪の意識もなく、スマホケースを色々と購入し続けており、キャラクターグッズや有名デザインでアウトなことは勿論存じ上げているのでそういったモノには手を出しませんでした。
しかし、はっきりとは分からないものの、何の変哲もなく、安価に売られているスマホケースが、権利的にアウトかもしれないことが結構あることを初めて知りました。
となると、今後はアリエクスプレスのスマホケースを安易に勧めることはできず、知ってしまった以上は私自身も安易に購入できなくなり、没収されるかもしれないとなると一々調べてから購入する手間も増えました。
そういえば、税関が公表している資料の中で、押収した商品群の第4位に『携帯電話及び付属品』が入っており、これの多くはスマホケースなのかもしれません。
アリエクスプレスのスマホケースの全てが権利的な問題があるわけではありませんし、そのどれもが税関で没収されるわけではないのですが、画像検索してみると、権利的にアウト寄りなものが思いのほか出てきたので要注意、というお話でした。