中華スマホをお得に買う=アリエクスプレスの図式は崩れて今ではアマゾンの方が断然お得になっていた話

スマートフォンが徐々に一般的なアイテムになりつつあった今から10年くらい前の事、見た目が良くて性能もそこそこでお買い得なスマホ端末というと、中国メーカーが製造したものが他を圧倒しておりました。

ただし、そういった中国のスマホ端末は、世間に知れ渡る一般なものだとはお世辞にも言えず、ごく一部の人間たちだけに高評価されるマイノリティーな扱いで、若干揶揄することも含まれた『中華スマホ』という表現がなされておりました。

中国メーカーが自国で使用されることを前提に製造されているスマホ端末ですので、それを日本国内で使用するには、受信できる周波数を調べ、その周波数に合った通信会社のSIMを選ぶ必要がありますし、何かのトラブルや故障、引いては使い始めるための初期設定も全て自分の力と自己責任が問われ、なおかつ、技適違反になるのを承知で使用しなければならないなど、ハードルが色々ありました。

だからこそ、マイノリティーだった中華スマホなのですが、たったの1万円で当時の日本メーカーの端末の数倍の能力があるものが入手出来たりするとなると、意を決して中華スマホを購入してみようという人間は徐々に増えていくわけで、その購入先として海外通販のアリエクスプレスが選択されることが多かったように思えます。

ですので、『中華スマホ=アリエクスプレスでお得に買う』との図式が私にはこびりついているのですが、その図式が現在ではもろくも崩れ去っていることを知ったのが今回のお話です。

現在、アマゾンでは月に一度のセールが開催されておりますが、そこでスマホ端末がお得に購入できる催しが行われていて眺めておりますと、かつての中華スマホをいじくっていた人間には懐かしいメーカー製の端末がごく普通に販売されており、感覚的にかなりお安くなっている印象があります。

例えば、かつてはiPhoneを精巧に丸パクリした端末を堂々と販売したことがあるメーカー製の端末は、今でもその頃の精神が多少みられるのは置いておきまして、アリエクスプレスで販売されているお値段とアマゾンセールで比較すると、アマゾンの方が3千円ほどお安く買えます

また、中華スマホの中では割と手を出しやすいお値段の端末が多かったメーカーは、現在でも手の出しやすさが売りになっているのか、アマゾンセールでは1万円を切るものが散見でき、このお値段はアリエクスプレスでは一切見られない安さとなっております。

それともう一つ、このメーカーもとにかくお安く買いたい時の選択肢になっておりましたが、こちらもアマゾンセールの方がアリエクスプレスよりも数千円はお得に購入できてしまいます。

アマゾンで購入する利点は、以前の中華スマホにあったネガティブな部分を全て払しょくできることに加え、商品が素早く届くことであり、なおかつ、お値段が安いのならば、アリエクスプレスを含めた海外通販の出る幕はございません。

中国メーカーが本腰を入れて日本へ進出している現在では、中華スマホという言葉自体がもう死語になっているのかもしれませんが、中国メーカー製スマホをお得に購入したいのならば、アマゾンのセールの方がお安い世の中になった、というお話でした。