日本国内にて免許が不要で乗ることができるものは前へ進むために人力が必要で、自転車ならばペダルを漕ぐ力だったり、ローラースケートやスケートボード、キックボードならば脚で地面を蹴る力が絶対に必要です。
しかし、自転車にアシスト機能が加わり、人力でペダルは漕ぐものの、その力は半分以下で済むようになりましたし、日本では認められておりませんが、ペダルすら漕がず、スクーターと同じ原理で前へ進む自転車がアリエクスプレスではごくごく普通に売られる世の中となりました。
これは動力のためのバッテリーが大きく進化したことが一番の理由だと思われ、アリエクスプレスには自転車以外にも、以前ならば人力しか進めなかった乗り物が次々と電動化されております。
先日、アリエクスプレスを眺めていると、スケートボードが電動化されており、それはまるでシニアカーのように扱う電動乗用車として販売されておりました。
上の画像はそのスケートボードが電動化された商品で、女性がスケボーの上に置かれた椅子に座って移動しております。
同梱のリモコン使って進んだり止まったりするという電動スケートボードですが、スケボーに乗ったことがあるのなら、その不安定性はよく知るところであり、特に誰かに押されて急な発進になったりすると、慣性の法則により体だけ持って行かれてつんのめることも知っておりますが、この点を解消するために座る姿勢で乗るようにした気がします。
となると、これはシニアカーのような立ち位置になるようにも思え、日本の道交法的にアウトなのは分かっておりますが、なんとなく未来が見えるような気がしました。
また、アリエクスプレスにはただ単にスケボーを電動式に改造するキットも販売されており、こちらは壮絶にこけてしまうことが予想される、大変危険な乗り物にも思えます。
しかし、アリエクスプレスというか、あちらの国では、お客がどうなろうと知ったことではなく、安全性などクソくらえとの思いで商品を作ってしまうチャレンジングスピリットが旺盛ですので、結果、こういったものが普通に売られていたりします。
とはいえ、座るタイプの電動スケートボードは、このままの形だと難しそうですが、なにか便利な乗り物になりそうな気がした、アリエクスプレスの進化系乗り物のお話でした。