アリエクスプレスは商品価格がお安いものが揃っているのは間違いありませんが、その安さは常識と言ってはなんですが極端なものではありません。
ですので、もしも破格にお安いと感じる商品が販売されていたら疑ってみることも大事で、中には破格に安いものがごくたまに存在する一方で、破格なお値段の正体は商品が粗悪品だったから、なんてことは結構あります。
中でも、スマートフォンで破格にお安いものは特に気を付けた方が良かったりします。
上の画像は、書かれているスペックを見る限りでは最新で高性能なスマホの商品ページなのですが、そのお値段はなんと送料無料5600円ほどです。
仮にこのスペックが本当ならば、10万円くらいしてもおかしくはないのですが、それがどういう訳か5600円で購入できるのですから、破格以外の言葉が見つからないほどお安い商品に間違いありません。
しかし、先程も申し上げましたが、アリエクスプレスに破格な商品はほぼほぼ存在しませんから、このスマホの商品ページに書かれていることは大きく間違っていると思われます。
こういった破格値のスマホは、高性能スペックであることを強調しているものの、実際に届くスマホはというと、見た目も10年位前の今では見ることのない古ぼけた端末であり、なおかつ、スペックも10年以上前のものである可能性が非常に高く、いわば10年前のゴミを送り付けてくる商法だったりしました。
ただし、今回の破格値スマホのフィードバックを見てみると、さらに酷い手口になっておりました。
フィードバックの画像を抜粋させていただきましたが、このスマホを購入したらiPhoneのモックのようなSIMスロットは印刷されているだけのシロモノが届いたとのことで、スマホ端末すら送ってこなかったり、
5600円という高値では絶対に販売されていない質の悪そうなバリカンがスマホの替わりに送られてきたりと、もう詐欺同然の手口となっております。
また、こういった詐欺まがいのお店は、酷いフィードバックが並び始めると、商品ページを削除するだけでなく、お店ごと閉店させてしまい、また屋号を変えた別のお店を開店して再び同様の手口でスマホを販売したりします。
結局はいたちごっこなのですが、おそらく返金を求めればちゃんと返却されるとは思うものの、破格なスマホは手を出さない方が嫌な思いはしない、というお話でした。