水と安全は全てタダと言われていた日本ですが、そのどちらもがタダではなくなっている印象で、特に安全に関しては大きく揺らいでいるような気がします。
闇バイトだ強盗だと連日報道され、防犯グッズが飛ぶように売れている昨今では、以前に比べると日本の治安はかなり悪化しているかのような気にもなってきます。
とはいえ、世界の国々と比較するのであれば日本の治安はまだまだ捨てたものではなく、かなり安全な部類に入ると思われますが、もしかすると、これから先は海外のように自分の身は自分で守らなければならない時代が訪れるかもしれません。
そういったわけで、アリエクスプレスにて護身用品を眺めていたりすると様々な護身用具が販売されており、どれもこれも割と売れている痕跡が見られるということは、世界中では護身用品にそれなりの需要があることを知れたりします。
そんなアリエクスプレスの護身用具の中には珍しいというか、おかしな部類の商品もありまして、護身用日本刀型定規というよく分からない商品が売られておりました。
護身用品というのは、日本の自衛隊のように専守防衛であるのが原則であり、人に危害を加えるものではなく、なにかやむを得ない場合に自らの生命を守るために使用するもので、武器であってはならないような気がします。
例えば、強盗対策として日本刀を用意し、強盗犯が侵入してきたら問答無用で叩き切る、なんてことは護身用とは言えない気がしますし、そもそも日本においての日本刀の扱いは、美術品か武道で用いることに限られております。
そういった決まり事を掻い潜るためなのか、アリエクスプレスではあくまでも定規であることをアピールした日本刀が護身用として売られておりました。
この定規に刃が焼き付けてあるのかは一切分かりませんが、仮に刃が付いていたら銃刀法違反のような気がしますし、刃が付いていなければかなり割高で珍奇な鉄定規にしかならないような気がします。
アリエクスプレスには脱法的なことを狙っているのか、鉄定規に似せた商品が結構あるのですが、ついには日本刀型まで売られるようになった、というお話でした。