アリエクスプレスで無料返品をする際のルールを読んでみると意外と厳しめだった話

アリエクスプレスにはChoiceという商品区分があって、Choice商品の大きな特徴は、理由はどうであれ、月に5回までは返品をすることができる、というものです。

届いた商品が気に入らないとのユーザー側の主観が理由であっても無料で返品ができますし、故障していたなどの販売店側に非がある場合でも勿論返品ができるのですが、月に5回の返品を行うと、その後はどんな理由であっても返品は有償になってしまうため、ユーザーにとっては諸刃の剣な部分も持ち合わせていたりします。

『買ってはみたものの、思った商品ではなかったから返品しよう、無料だし』と考えられる方は結構いらっしゃると思われますが、アリエクスプレスの返品に関するルールをよく読んでみると、結構厳しめなルールが設定されていることに気付かされました。

ヘルプページ内にある、こちらのAliexpressの返品および返金のポリシーというページには、アリエクスプレスで返品や返金を求める際のルールが事細かに掲載されております。

この中に自主返品保証との項目があり、月に5回までは無料返品が行える旨が記載されているものの、返品する際の条件として、全くの未使用、未開封、未損傷が条件となっております。

アリエクスプレスで商品を購入して届いた時を思い返しつつ、この条件に当て嵌めてみますと、まず、ビニール封筒を開封した時点で商品の外装が超高確率で潰れていることが当たり前ですので、この時点で未損傷の項目が引っ掛かってきます。

また、衣料品の場合は試着してみなければその良し悪しが分かりませんが、着用した時点で開封して使用したことになるので、ルール上、返品することが不可となってしまいます。

その他、ガジェット類でも開封して使用してみなければ商品の判断ができませんが、これらを勘案してみると、実際のところ、ユーザーの好みではないといった無料返品は、厳密に言いますとルール的に無理な話になりそうです。

ただし、返品理由を不良品にしてしまえば、無料返品が行えるような気がしますし、そもそも、1万円を超える商品でない限り、返品を求めても、返金だけが行われて商品はユーザーが処分するとの裁定が行われることが非常に多くなっております。

ですので、実際に中国まで返送することはあまり起こらないように思えるのですが、自己都合の返品は結構シビアなルールが設定されている、というお話でした。