まもなく4年に1度だけ開催されるスポーツの祭典・オリンピックが開幕しますが、オリンピックが始まるにあたり、私自身は競技の事よりもアリエクスプレスの方が気になる時期となりました。
なぜかというと、オリンピックなどのスポーツイベント開催される時期のアリエクスプレスでは、多くのお店が関連する商品を無秩序に販売するようになり、なかなかカオスなものが見られるからです。
アリエクスプレスはECサイトであることは誰もが知っておりますが、常識や秩序を全く守らない一部のお店が世の中で見たこともない商品を製造販売したりすることがあって、この点に関しては普通のECサイトと一線を画しております。
特に世界的なスポーツイベントが開催される時期になると、メダルやトロフィーをそっくりそのまま模したものや、勝手に製作したマスコットのキャラクターグッズなどが大量に販売され、私自身は買うことが一切ないものの、そういった商品を眺めるのが大好きです。
しかし、今回のパリオリンピックがそろそろ始まる時期になっても、そういった商品が一切存在しません。
この現象はアリエクスプレスがオリンピックの公式スポンサーになったからだと考えるのが妥当ですが、前回の東京オリンピックの時も公式スポンサーでありながら、偽造オリンピックグッズが大量に販売されているところがアリエクスプレスらしさだったものの、今回はオリンピックに関するグッズが一切存在しないのです。
これはアリエクスプレスが本気になって取り締まりを行うようになったと考えられる一方で、どうにかして模造品を売ろうとするお店は、知恵を絞って規制を回避しながら販売している図式が見られました。
ただし、商品画像からAIによってすぐに削除されてしまうからか、上の画像のようにわざとらしく指で隠す構図の画像が使われており、商品名からもなかなかヒットしないような工作が行われております。
しかし、あまりにも関連性が無さ過ぎるため、このメダルをアリエクスプレスの検索から発見するのは容易ではなく、オリンピック直前の今の時期でもまだ誰も購入した痕跡が見られませんから、結局のところ、アリエクスプレスの販売規制はかなり効いているとも考えられます。
オリンピックで表彰式の度にメダルが贈呈されるシーンが放映され、それを見たアリエクスプレスユーザーが自分も欲しいとの需要が少なからずあるからこそ、こういった商品を販売するお店が出てくるわけですが、それももう昔の話になるのかもしれません。
ちなみに、日本人がこういったものをもしも買うと日本の税関にて問答無用で没収となってしまいますから、買わずに見るだけにしておくのが正解です。