アリエクスプレスの検索が進化して怪しい商品は引っ掛からなくなっている話

アリエクスプレスで希望する商品を探す際には検索窓に商品名を入力して検索する作業を誰もが行います。

例えば、iPhoneのスマホケースが欲しいのなら『iphone case』もしくは『iphone ケース』といった塩梅で入力して検索すればとんでもない種類のiPhoneのケースが出現し、もう少し商品を絞りたいのならば、機種名や色などを合わせて入力することでお好みのケースが見つけやすくなります。

無数に販売されているアリエクスプレスの商品の中から好みの一品を見つけ出すには検索が欠かせませんが、最近、このアリエクスプレスの検索が少し進化している印象があります。

それは、ユーザーが検索した内容の中に、怪しげな商品やユーザーに不利益となる商品は一切排除するようになったことです。

アリエクスプレスには、上の画像のようなラッキーボックスやランダムボックスといった商品が太古の昔より販売されております。

これがどういったものかと言いますと、良く言えば日本の福袋、悪く言えば露店の悪質なくじ引きのような形態でして、フィードバックには『たった5ドルのラッキーボックスなのに最新のiPhoneが届いた』といった画像と喜びの声が掲載され、それを見た他のユーザーが購入するも、届く商品は1ドルにも満たないものばかり、といったものになります。

結局のところ、最新のiPhoneの画像とコメントはお店がユーザーに成りすまして行ったものであり、送り付けたゴミのような商品ばかりがフィードバックに掲載されてしまう頃には商品ページごと消去し、新たな商品ページにてiPhoneの画像をアップしてお客を騙すのがこの手口です。

ただし、ラッキーボックスやランダムボックスという商売の全てがダメなのかというとそうでもなく、価格を安くする分、色や形状をランダムで発送する、といった形態の販売方法もあるため、検索をする際に『lucky box』や『random box』という検索ワードは有効です。

しかし、検索結果には、先程申し上げたインチキのラッキーボックスが一切出現しなくなりました。

インチキするお店のフィードバックのスコアは上の画像のようなとんでもない数字が並び、こんな数字だからからこそ、検索から除外されているだけなのかもしれませんが、アリエクスプレスにもユーザーを守る意識があるようで、怪しい商品に関してはそもそもユーザーの目に入れないような施策を行っているようだ、というお話でした。