アリエクスプレスの商品で広告と表記されている商品のローカルレビューは鵜呑みにしない方が絶対に良い話

アリエクスプレスには購入したユーザーの口コミ的な評価であるフィードバックがありまして、その中の項目にある『ローカルレビュー』あるいは日の丸のマークは、日本人ユーザーの場合なら日本人が評価したフィードバックだけが抽出される仕組みとなっております。

世界は一家、人類皆兄弟と申しましても、住む環境や文化の違い、そもそもの民族的な違いなどが必ずあるわけですから、欧米人には良い商品でも日本人にはダメだった、なんてことは大いに起こるため、先陣を切って購入した同じ日本人の商品の感想が役に立つ場面もあるでしょう。

そういったことから、アリエクスプレスのフィードバックでローカルレビューを参考される方は意外と多いような気がするのですが、最近、このローカルレビューを悪用するかのような商品やお店が存在しており、特に広告と表示されている商品にそのようなことが多い気がします。

上の画像のように右上に『広告』と表記された商品が時々出現しますが、これはお店が運営するアリエクスプレスに広告料を支払ってユーザーに対して商品をアピールするものです。

あくまでも私個人の感覚ですが、アリエクスプレスで広告と表記されている商品の90%以上はロクな商品ではない印象があり、そのほとんどが詐欺的な商品だと思っておりますが、この広告と表示された商品において、ローカルレビューを悪用した手口がかなり見られるようになりました。

日本人ユーザーをターゲットにするために、日本人に成りすまして好印象であるとコメントすると、ローカルレビューにはさも日本人が購入して良い商品だったかのようなフィードバックが残ります。

これを数回繰り返すと、この商品のフィードバックは数人の日本人が好印象を抱いたように表面上は見え、そうなった時点でお店は日本人ユーザー向けにアピールする広告を打つようになります。

広告の効果から、不特定多数の日本人ユーザーにその商品は目に留まるようになり、その商品に興味を持ってフィードバックを見てみると、先陣を切って購入した日本人が何人もいて、そのどれもが好印象だったので自分も購入してしまう、といったことが起こり、実際に届く商品はロクでもないゴミだったりするがオチとなります。

海外旅行などの異国の地で困った時に、助けるどころかとどめを刺してくるのは自分と同じ国籍の人間であることが非常に多いそうですが、それは同じ国籍だから信用できるだろうとの考えが根底にあるからに他なりません。

この潜在的な考えを逆手に取った偽りのフィードバックで騙そうとする手口があるので要注意、というお話でした。