アリエクスプレスの光るLED帽子は欲しくないが内蔵バッテリーの小型化にはとても感心した話

アリエクスプレスには色々な特徴がありますが、その一つとして挙げられるのがLED関係の商品の豊富さです。

近代以降の人類は、長きに渡って照らせるものといえば電球と蛍光灯しかなかったのですが、LEDという省電力なのに照度の非常に高いものが発明されると、今までの電球や蛍光灯の替わりになるだけでなく、色々な商品にLEDが組み込まれるようになりました。

省電力性だからこそ電源が小さくても済むので、懐中電灯の類だけでなく、今までならば考えられなかった商品にもLEDは使われており、その中にはなぜ組み込まれているのかよく分からない、LED内蔵キャップという商品がアリエクスプレスで販売されております

LED内蔵キャップはスイッチを押すと画像のように帽子が光り輝き、LEDの特性でもある、様々な発色をボタン一つで簡単に変更することも可能です。

しかし、帽子が光り輝くことが人類にとって有益なことなのかといえばそこまでの実用性は感じられず、緊急時に生存をアピールすることに関しては打ってつけかもしれませんが、街中で光らせると冷たい衆目を集めるだけのような気もします。

ですので、LEDが大好きな私でも、この帽子に関してはノーサンキューなのですが、一つだけ、かなり感心した部分がありまして、それはこの帽子のLEDを光らせるための電源の部分についてです。

電球でもLEDでも光らせるためには電源が必要であり、屋外でも使用する帽子ならば、当然、コンセントからの電源ではなく、電池が必要となります。

仮にこの帽子が電球で光らすタイプならば、単一サイズの乾電池が数本は必要となって、その重量を首で支えるのは結構辛く、肩こりや首痛に悩まされるになってしまうかもしれません。

しかし、省電力のLEDでありつつ、バッテリーの小型化が進んでいることから、上の画像のように帽子のサイズを調整するごくわずかなスペースにバッテリーを仕込めるようになり、見た目にもかなり自然なところをえらく感心してしまいました。

アリエクスプレスの商品の場合、LEDを光らせる→電源が必要→見た目なんぞ関係なくバカデカいバッテリーを搭載する、というのが一連の流れだったのですが、見た目を自然にすることができるようになったのが以前とは違うように思えた、LEDキャップのお話でした。