先日、インターネットニュースを眺めていると、電動スーツケースを公道で走行したとして日本で初めて検挙者が出たと報じられておりました。
電動スーツケースとは、スーツケースにモーターとバッテリーが取り付けられ、ゴーカートのように運転ができるとのシロモノで、アリエクスプレスにはコロナの頃より売られているのを見掛けるようになりました。
それから数年が経過し、日本国内で検挙される人間が出てきたのですから、電動スーツケースはそこそこ普及し始めているのかもしれません。
かといって、日本国内で電動スーツケースにて公道を走るとなると、原付に分類されるために免許の他、ナンバープレートにウインカー、サイドミラーが必要だそうで、一般的な乗り物になることは絶対にないと思われます。
しかし、ガラガラと引っ張るだけのスーツケースが、座われるだけでなく運転して走行できるというアイデアは秀逸なのですが、日本国内では法律的に難しいのは間違いありません。
ただ、日本国内の法律でもギリギリセーフでありながら、引っ張って歩くだけのスーツケースに付加価値をプラスした商品がアリエクスプレスにはありまして、それがキックスケーター付きスーツケースです。
商品名にはスーツケースと表示されておりますが、実際のところはキャリーケースだと思われます。
キャリーケースには車輪が装着されておりますが、この車輪は折りたたみ式のキックスケーターでも使用可能となっており、移動する際にはキャリーケースを引っ張ることも、キックスケーターにすることもできます。
キックスケーターは自らの脚力が推進力ですが、徒歩よりも移動スピードが速く、楽であることは間違いありません。
電動ではないキックスケーターは歩道での使用に限られるものの、法律的には人が多い場所での使用が制限されるくらいで、免許や装備は一切必要ありません。
それでいて、重たいキャリーケースを引っ張るのではなく、脚力で運ぶことができるのはなかなかのアイデアのように思えます。
ただし、アリエクスプレスで販売されている商品だからこそ、耐久性がかなり心配なのも確かなのですが、アリエクスプレスで見つけたキックスケーター付きキャリーケースはもしかすると普及するかも、というお話でした。