玄関のカギを隠しておくのにちょうど良いアリエクスプレスのキーボックスの話

私の知り合い宅では、子供に玄関のカギを持たせたら何度が紛失したことがあるそうで、その時からカギは玄関先のマットの下に隠していて、子供が帰宅してカギが必要な場合、マットの下のカギを用いて玄関を開けるシステムにしているとのこと。

まあ、昭和の時代ならば郵便ポストやガスメーターに鍵を置いておくことは当たり前の行為でしたが、東京の山沿いの地域とはいえ、時々、窃盗事件の噂を聞いたりする昨今では、玄関マットの下にカギを置いておくのはセキュリティにかなりの難があるような気がします。

よそ様の暮らしの中で当たり前に行われていることを私が指摘するのもなんなのでずっと黙っておりましたが、ある日、知り合いの子供が帰宅していつものようにマットをめくってカギを取ろうとした瞬間を誰かに見られたようで、その誰かは怪しい風体の男だったとのこと。

こういったことが起こると、当人たちにとっては完璧なシステムだったカギの保管場所が、実は相当に脆弱であることに気付いたようで、どうにかならないかと私に電話が掛かってまいりました。

私は、カギを常時子供に持たせれば解決する話だと思って伝えると、『カギを紛失するリスクの方が大きい』と知り合いは言い、『だったら、あんたにうちの鍵を預けておくから、子供が帰宅するたびに玄関を開けに来てくれてもいいんだけど』と訳の分からないことを言いました。

私になにも関係のない知り合い宅の鍵の置き場の話から、私自身が知り合い宅のドアマンをすることになりかねない事態ですので、しっかり考えて回避せねばなりません。

結局のところ、子供だけでなく知り合い自身も鍵を何度も紛失しているらしく、家の敷地内に鍵を隠せるならば、なんかあった時に安心だと言うので、鍵を自然な形で隠しておけるモノをアリエクスプレスにて探してみることにしました。

アリエクスプレスには玄関先に鍵を隠しておくアイテムが色々と販売されており、石の形やスプリンクラー型、植木鉢型など、様々な形状のキーボックスが販売されております。

しかし、どれもこれも知り合い宅の玄関先には似合わないものに思え、仮にこれらを玄関周りに置いてしまうと、むしろ、ここに何かがあるように無言で訴えかけるアイテムになりかねない気がします。

そこで、色々と探してみて最も自然に見えるものとして購入したのが、上の画像の電源アダプター型のキーボックスです。

知り合い宅の玄関脇には小さい納戸のようなものがあり、車のクリーナーやらガラクタのようなものが乱雑に置かれているのですが、そこにこのアダプター型のキーボックスを置いておければ極々自然なように感じます。

今の今まで盗まれたことのない、納戸の中に放置された汚いカークリーナーと一緒に置いておく電源アダプターを、この先、法を犯して盗むような人間もいないはずですので、鍵の隠し場所にちょうど良さそうに思いました。

その効果はというと、まだ設置して数日しか経過していないため、良い隠し場所であるのかの判断はつきませんが、なかなかリアルにできているアダプター型のキーボックスはカモフラージュするには良さそう、というお話でした。