アリエクスプレスで勝手に製造されたキャラクター商品は独創性が強すぎる話

アリエクスプレスにはキャラクターをあしらった商品が異常なほどの種類で販売されており、そのどれもが権利的な問題をはらむものとなっております。

その中で最も権利を侵害されているキャラクターは、おそらくあのネズミ系のアレが断トツに多く、その次あたりに位置してるのが日本のネコ系のアレだと思われ、この2つがアリエクスプレスの中でも特に権利を侵害されている二大巨頭だと思われます。

『良貨は悪貨を駆逐する』という言葉は、アリエクスプレスでのこの2つのキャラクターの商品のためにあると思ってしまうほど、それは種類豊富に色々と売られております。

また、最近では単純にそのキャラクターをパクってきた商品だけでなく、本家本元では製造していない商品をオリジナルグッズと称して販売する例が非常に多くなっております。

特にネズミ系よりも、ネコ系の方は独自に生み出された商品がアリエクスプレスにはかなり豊富でして、この点は正に良貨は悪貨を駆逐しているかのように見えます。

例えば、最近のネコ系はというと、可愛さとは真逆に位置する商品にまですそ野を伸ばしており、その商品が折りたたみナイフ、別名ジャックナイフです。

このキャラクターのはさみや包丁といった刃物類は以前より存在しておりますが、あくまでも文房具や調理用品の一部として本家本元が販売していると思われます。

しかし、アリエクスプレスには『可愛い折りたたみナイフ』という、なにか相反するかのような名称で、昭和の時代の喧嘩の際にしか使われないようなコンパクトサイズで販売されております。

確かに、ジャックナイフで果物や野菜をカットすること自体、なんら間違っておりませんが、この形状は護身用に持ち歩く武器にしか見えず、しかも刃にキャラクターがあしらわれており、見様によっては狂気さがにじみ出ているようにも思えます。

一応、本家本元でこのジャックナイフが製造されているのかを確認しましたが、当然の如く製造されておらず、やっぱりアリエクスプレスでしか販売されていない商品でした。

こういった、キャラクター商品には似つかわしくないものが売られているのもアリエクスプレスであり、権利を侵害されているメーカーは迷惑以外の何物でもありませんが、見ている分にはなかなか興味深い商品が売られている、というお話でした。