商品名とその原価を想像するとろくでもないと分かるアリエクスプレスのゲーム機の話

アリエクスプレスというか、あちらのお国では良いものを参考にする傾向があって、良く言えばオマージュ、ありのままに言うとなんでもパクってしまう文化が根付いている気がします。

その傾向は、商品の姿かたちから商品名、企業名にまで至るまでをパクり、例えば、SONYをSQNYとして売り出す駄洒落のレベルのものが過去から現在まで無数に存在しております。

そして、アリエクスプレスで今回発見したそういった商品が、GS5(GAME STATION 5)です。

なにをパクってきたのかは商品名からお判りいただけますが、ゲームの形状もそれに似せる努力の跡が垣間見れるものの、誰が見たってチャチな印象しか受けない作りです。

それもそのはず、このGS5は送料無料2600円ほどで販売されておりますから、箱とゲーム機の形状を似せるだけでコストが精一杯のようにも思え、だからこそ、コントローラーはPS1風の模造品、テレビとの接続は今時ビデオケーブルのみとなっております。

下世話ではありますが、このGS5というゲーム機の原価を想像してみると、有線コントローラーが2つで400円、ビデオケーブルが50円、電源アダプターが350円で計算すると、もう800円です。

その他にもゲーム機本体と外箱のコストがあり、製造者の利益に販売店の利益と送料が上乗せされたお値段が2600円となると、相当に質の悪いゲーム機にしか仕上がらないと思われ、おそらく内蔵されているのはファミコンのゲームで、それくらいしか動かないゲーム機だと予想されます。

そういったことを補うためにも雰囲気だけでも良さそうにしようと思いから、GS5(GAME STATION 5)という商品名になったような気がします。

私はこのGS5を購入していないため、とやかくモノを申すことが御法度であることは承知しておりますが、もしもこのようなゲーム機をアリエクスプレスで購入しようとお考えの方がいらっしゃるのなら、嫌な思いをするだけなので絶対に買わない方が無難、というお話でした。