アリエクスプレスには合法的に持ち歩けるのがウリの護身用品が販売されている話

最近のアリエクスプレスでやたらと見掛けるようになった商品がありまして、それは護身用品です。

治安の良し悪しは経済状態によっても大きく変化するものですので、景気後退のニュースをよく耳にするあちらの国では、己の身は己で守らねばならない状況がもしかするとあるのでは?と思ってしまうほど、アリエクスプレスには護身用品の種類がかなり豊富になりました。

護身用品はあくまでも自らに危険が迫った時にそれを回避するためのアイテムですので、前提として、いかついものではなく、さりげない見た目であることが求められます。

また、使い方を誤れば殺傷能力の高い武器にもなり得るものもあり、例えば、包丁は各家庭に存在する欠かせない調理用具ですが、使い方によっては凶器ですし、建設業には欠かせない鉄パイプは武器にもなりかねないため、むやみやたらに持ち歩くと警察にしょっぴかれる可能性がございます。

だからこそ、一目見て武器であることが分かるものではなく、さりげない見た目であることも重要です。

そんなことを踏まえまして、アリエクスプレスには当局にしょっ引かれることもなく、いざという時には身を守れるとの護身用具が販売されておりました。

その護身用品というのが、楽器のフルートを模した鋼鉄のスティックでして、楽器の中でも清楚なイメージが思い浮かぶフルートが真逆の効果を発揮するとのこと。

商品ページには、車に装備しておけば暴漢に襲われた際などのいざという時に追い払うことができ、検問等で警察に尋問された際にも楽器のフルートであると言えば何の問題もない、とあります。

しかも、このフルート風スティックはジョイントをして形状を長くすることができ、ましてや先端が割と鋭利になっておりますので、護身用ではなく、仕込み杖と同様に武器をカモフラージュしているだけのような気がするものの、アリエクスプレスではれっきとした護身用品として売られております。

『鉄の棒では当局にしょっ引かれるから、楽器のフルートにしてみるアル』との発想はなかなかの着眼点ながら、実際にはかなりの殺傷能力がありそうなアリエクスプレスの護身用品のお話でした。