火災に至る原因のナンバーワンは、長きにおいて喫煙時の火の不始末でしたが、喫煙率の低下が関係しているのか、近年の火災発生件数はかなり低くなっていると言います。
しかし、この冬の関東地方は雨が非常に少なく、それでいて北風が吹きすさぶことが多いため、極めて乾燥した日が長く続いており、ちょっとした火の不始末から引火して火災に至ってしまうがことが多く、発生件数は例年よりも多いとのこと。
火災の発生は『初期消火』を行えるか否かで大きく左右し、火の手が上がっても初めの段階で消火してしまえばボヤで済む可能性はかなり高いので、家庭レベルでも消火器を置いておくのは万が一の備えにもなります。
ただ、小型サイズの消火器であっても、我が家の狭さではなかなかの邪魔な存在になりますので、私はスプレー式の簡易的な消火器を一応用意しております。
このスプレー式の消火器は、殺虫剤や潤滑剤のスプレーと同じような大きさなので邪魔にならない反面、消化液の容量はかなり少なめに見えますので、気休め程度にしか使えなそうな気がするものの、無いよりもマシだろうと考えて私はアマゾンで２本セット3800円くらいで数年前に購入しました。
スプレー消火器を購入してから幸い使う場面には遭遇しておりませんが、アリエクスプレスを眺めていると、スプレー式の消火器が売られているのを初めて見まして、そのお値段は1本450円、しかも送料無料で販売されておりました。
私自身が購入していない商品であり、なによりも偏見で商品の事を評価するのは絶対にしてはならない事だと重々承知しておりますが、このアリエクスプレスのスプレー式消火器は明らかに安過ぎなので、色々なことを想像してしまいます。
本当に消化液が入っているのか？から始まり、もしかすると中身は空っぽなんじゃないか？や、万が一の時に使ってみたら、火を消すどころか火柱が上がる仕様じゃないか？と、ネガティブなことしか思い浮かびません。
まあ、実際のところ、スプレー式消火器の平均的な相場価格や、中国国内での商品価格を知りませんので、私の安過ぎるという感覚自体が間違っているかもしれないのですが、アリエクスプレスのスプレー式消火器は安過ぎるからこそ、ネガティブなことしか想像できない、というお話でした。