
現在のアリエクスプレスはChoiceというカテゴリーに属する商品が非常に多くなりまして、これらの商品は販売店がアリエクスプレスの倉庫へ商品在庫を予め預けておき、注文が入った時点で倉庫を管理するアリエクスプレスが発送をする仕組みとなっております。
だからこそ、注文してから発送までの時間が大幅に短縮され、結果的に素早くユーザーの元へ届くようになり、利便性が劇的に向上しました。

しかし、かつてのアリエクスプレスの販売店の多くは、無在庫で営業する形態が非常に多く、受注後に仕入れに行くお店がかなり存在しておりました。
街の問屋さんへ仕入れに行く分にはさほど時間はかかりませんが、中国国内のECサイトから仕入れる、あるいは別のECサイトから注文したアリエクスプレスユーザーの元へ代理で発送して貰う形態のドロップシッピングをメインに営業しているお店で注文してしまうと、それなりのタイムラグが発生します。

だからこそ、注文してから10日間も経過しているのに商品が発送されないことは割と起こり、お店にいつになったら発送するんだ?と尋ねても、お店自身が注文を丸投げしているので答えようがない、なんてことがしょっちゅう起こりました。
購入する側が販売店の仕入れ先で直接購入すれば安く買えるのですが、中国国内のECサイトで日本人が直に購入して日本へ届けてもらうのはなかなかのハードルの高さです。
ですから、アリエクスプレスのドロップシッピングを中心とした販売店が問屋的な役割を果たし、それなりの需要があったのは間違いないのですが、在庫を倉庫に預けるのが基本のChoiceの出現により、ドロップシッピングはすっかり廃れてしまいました。

ただし、アリエクスプレスでドロップシッピングが絶滅したわけではなく、日本国内発送商品で、なおかつ、食品にまつわる商品は、その全てがドロップシッピングだと思われます。
先程も申し上げましたが、ドロップシッピングはユーザーが直接購入できないからこそ、問屋的なポジションとなったお店が仲介する形となるために存在意義があります。
しかし、日本国内ではその存在意義は全然なかったりします。

なぜならば、日本人ならば日本のECサイトで誰でも買えるわけでして、わざわざアリエクスプレスのお店から割高に買う必要がないからです。
最近、日本国内発送の食品のカテゴリーのフィードバックを見ていると、上の画像のようなものをしょっちゅう見かけまして、注文が入ったら他のECサイトにただ丸投げをしている構図となっております。
誰がどんな商品を購入しようと個人の勝手ではありますが、日本のECサイトで買える商品をアリエクスプレスで割高に買い、商品は日本のECサイトから届く、なんてことは間違っている気がする、というお話でした。
