アリエクスプレスセールが終わってもお値段が据え置きかさらに安くなっている商品がやたらと多い話

買い煽りをするわけでは決してないのですが、長くアリエクスプレスを眺めてきている中において、現在はお値段が全体的に非常に安い印象が個人的にしており、割とその旨を何度も書かせていただいております。

先月末はアリエクスプレスのアニバーサリーセール、今月に入ってからはChoiceデーセールが開催されており、その際もお安い商品が相当にありましたが、現在はそういったセールが終了しているにも関わらず、お値段が据え置かれ、モノによってはセール時よりも安い商品も散見されます。

特に3品以上の商品を選んで購入する『よりどり』では、セールがもう終わっているのに、お値段据え置き、あるいは以前よりも安い価格で販売されているものが非常に多い印象が個人的にはしております。

セールでもないのに安いのはなぜなのか?という問題を明確に答えることはできませんが、アメリカ発の関税問題が大いに影響しているのは間違いないような気がします。

前政権のアメリカにおいて、中国からの個人輸入のルールは購入金額が800ドル以内ならば免税だったのですが、今月の頭からはそれが廃止され、なおかつ、中国からの輸入品には例外なく104%の関税(後日125%にまで上昇)がかけられると言います。

104%ということは購入金額と同額以上の税金が掛かるわけで、仮にアリエクスプレスで10ドルのTシャツをアメリカ人が購入すると、10.4ドルの関税が余計に取られるのですから、いくら安く売っているアリエクスプレスと言えども、アメリカ人が購入すること自体が無意味な行為となります。

となると、アリエクスプレスの顧客ユーザーの中で、アメリカ人に限ってはもう購入するメリットがなくなり、誰一人利用しなくなると言っても過言ではない気がします。

全てのアリエクスプレスユーザーの中で、アメリカ人ユーザーがどれほどの割合なのかははっきりしませんが、アリエクスプレスはアメリカ人ユーザーを取り込もうと必死に売り込みを長年かけておりましたので、日本人ユーザーよりも多いのは間違いありません。

おそらくは結構な数のユーザーが強制的に退会したのと同じようなことに現在はなってしまっている気がして、となれば、商品がタブつき気味になり、売り上げを確保するために苦渋の決断から値下げを行う事例が多くなっているような気がします。

さらに最近は一時の強烈な円安も落ち着いていて、アリエクスプレスの商品価格は米ドルで設定されておりますから、日本人には多少の為替の恩恵もあってお得に購入できるので、現在のアリエクスプレスは安く買える土壌がある、というお話でした。