アリエクスプレスで衣料品・バッグ・靴を購入する際には慎重に選んだ方が良さそうな話

先日、アリエクスプレスユーザーならばチェックしておいた方が良さそうな税関での摘発状況の話というのを書かせていただきましたが、その中の税関の資料を改めて読んでみたところ、税関で没収されている商品群には偏りが見られました。

現在の税関にてアリエクスプレスなどの海外通販で購入した商品が没収される事案は権利的な問題で起こりうるのですが、それは誰もが知っているコピー品だけで起こっているわけではなく、よくよく考えてみないと訳が分からないものもあります。

その代表例として先日書かせていただいたのが、衣料品やバッグのファスナーが日本の有名メーカーのロゴが刻印されていて、それが権利を侵害しているとのことで没収となっている事例です。

アリエクスプレスにて衣料品やバッグを購入することは誰しもあると思われ、コピー品でないのは認識しつつ、ただ単に安くて良さそうだとの理由で購入してみたら、ファスナーの問題で税関で没収、なんてことが現在では起こっているようです。

もしも税関で没収されたら、アリエクスプレスに返金を求めても却下され、購入したユーザーの金銭的補償は一切なく、ただの丸損となってしまうのが現状です。

現在の税関は『知らなかったのだから許してよ』が通用しなくなっているとも言えそうですが、権利的な問題がある商品を国内へ流入させないのが税関の仕事なので、こればっかりは仕方ありません。

そこで、税関で没収されている商品群をチェックしてみると偏りがかなりあって、令和5年に没収された商品の内、衣料品・バッグ・靴だけで全体の62.9%にも上るようです。

この事から、衣料品・バッグ・靴は権利的な問題を抱えている商品が多いことが分かり、多いからからこそ重点的にチェックを受ける機会も多く、没収される商品も増えるような気もします。

重要なのは権利的な問題を抱える商品を購入しないのが一番なのですが、先程も申し上げた、商品ページからは読み取れないファスナーなどの権利の問題等はどうしようもありません。

だからこそ、税関にて没収されやすいとも言える、衣料品・バッグ・靴をアリエクスプレスで購入する際には慎重に行った方が良く、惜しくなる金額の商品は買わないのも自己防衛になるかもしれません。

個人的にはもう長年アリエクスプレスで購入していて税関で没収になったことはありませんが、没収されている商品の事例を見ると、年を追うごとに全然意識をしていないものが結構出てきますから、やはり購入時に注意するに越したことはなく、万が一、没収されたとしても惜しくない金額のモノを購入しておくのもありと思えた、税関のお話でした。