猫を飼っているご家庭は多いと思いますが、飼育場所は屋内であることが一般的だと思われ、犬ならば屋外で飼育しているのを見掛けるものの、猫を外飼いしているという話を現代においてはあまり聞かれなくなりました。
まあ、地域猫にえさを与えているといった事例も飼育として含むのならば、外飼いをしているとも言えそうですが、基本的には外に出ずに屋内で暮らしている猫が大半だと思われます。
そういったことを踏まえまして、アリエクスプレスで見掛けた商品はなかなか不思議な立ち位置だったりします。
その商品というのが、屋外用断熱猫小屋でして、電気カーペットで暖房することも可能なシロモノです。
しかも、ちょっとやそっとの雪が降っても潰れない丈夫な構造になっており、猫たちが寒い冬でも安心して過ごすことができると言います。
ただ、ペットボトルのケース3箱分の雪が降るような気候の中で、我が家の猫のためにこの小屋を買うのなら、まずは猫を家の中に入れてやるのが正解だと思うのですが、海外での感覚は犬も猫も外飼いが基本なのか、この猫舎は結構売れております。
確かに、地域猫のために温かい空間を提供するということならば話はなんとなく分かるのですが、我が家で飼育している猫のためにこの商品を買い、わざわざ電気を通してカーペットを温めるくらいだったら、玄関先にでも入れてやった方が良いような気がします。
また、地域猫のためにと買ったとしたら、超過密状態の野良猫ホイホイの様相になってしまうような気がして、それはそれで良いのか悪いのかの判別は尽きません。
寒い冬を乗り切る商品がアリエクスプレスにはたくさんありますが、日本の感覚にはないところの商品も売られている、というお話でした。