アリエクスプレスで注文後に購入者側からのキャンセルはほぼほぼ認められない話

アリエクスプレスは、日本のECサイトを利用したことのある方ならば海外通販であるにも関わらず、初めて購入する場合でも違和感なくお買い物ができるのが大きな特徴です。

以前は登録する際に英語表記が多分にあったので、多少の英語力や翻訳力が必要な場面があったものの、現在は訳がおかしな部分がありつつも、日本語だけで簡単に登録でき、商品を選んだり、購入したりする際も日本語のみでなにも問題ないのですから、日本のECサイトと変わりがないようにも思えます。

しかし、アリエクスプレスはやはり海外のECサイトであり、日本では当たり前のことがトラブルの要因になってしまうこともあります。

日本のECサイトで注文した商品をキャンセルすることは簡単であり、注文後即キャンセルする際も、商品がなかなか発送されずに待ちきれないからキャンセルする際など、購入者の都合で注文を取り消すことは容易であり、下手をすると、もう発送された荷物に対してだってキャンセルが行えたりします。

こういったお客様第一の理論がごく普通にあるからこそ、アリエクスプレスでも日本と同様のキャンセルをしたりすると、場合によっては泥沼のトラブルにまで発展し兼ねなかったりします。

まず、アリエクスプレスにて注文後のキャンセルの主導権は全面的にお店側が有しており、購入者がキャンセルを行うことがはできるものの、キャンセルを受け入れるかどうかを決める権利はお店側にあって、アリエクスプレスのヘルプセンターにもその旨がちゃんと記載されております。

ですから、購入者側がやっぱり要らないと気軽な気持ちでキャンセルを行ったとしても、お店側はそれを拒否することができ、注文を受けた以上は商品代金を得るために購入者の元へ商品を発送してきます。

そして、キャンセルしたはずの商品が届き、アリエクスプレスに返金を求めても、お店側に有利なルールが存在するため、商品を中国まで返送しなければ全額返金されないといった裁定が下ってしまい、キャンセルしようと思ったのに商品代金が返ってこずに泣き寝入りとなることもあるでしょう。

とにかく、アリエクスプレスで購入後のキャンセルは不可能だと思っていた方が良く、購入に際しては、必要なものなのかをよく考えてから注文した方がトラブルを未然に防ぐことに繋がります。

注文してからのキャンセルに関しては日本のECサイトと大きな違いがあって、場合によってはキャンセルしたがために大損することもありますので、どうかご注意を。