
冒頭から個人的な話で恐縮ですが、かつての私はタバコが大好きで、タバコがなければ死んでしまうと自負する中毒者でした。
しかし、今から20年ほど前に原因不明の肺炎のような症状に突然見舞われ、医師からタバコは即刻やめなさいと言われるも、そんなことに負けてたまるかと咳込みながらタバコを吸い続けました。
なんなら、タバコの煙で肺を浄化し、その病原菌をも抹殺して完全治癒に至らせようと、いつもよりも本数を多く吸っていたら、今まで生きてきた中で最も壮絶な痛みが胸全体を襲いました。

それから5分間ほど呼吸が通常の10%くらいしかできず、痛みと息苦しさで意識も混濁してきて生命の危機であることをはっきり認識したその時、タバコの有害性を身をもって知りまして、そこから私はただの1本もタバコを吸うことはなく今に至ります。
ですので、私の周りの人間は私がタバコを吸う姿を今は誰も記憶しておらず、だからこそ、驚かせることができるかも、との思いを持ちつつ購入した商品がございます。

その商品が上の画像のタバコ型のシャボン玉です。
なかなかリアルに作られたタバコ風のストローは、シャボン玉の液を付けて吹きかけると綺麗なシャボン玉になりまして、付ける液はタバコのケースの中に入れられ、傍からはタバコを取り出して吸うかのように見えます。
いつも無理難題を押し付けられる私の知り合い宅にて、この商品をおもむろに取り出し、タバコを吸いだすと思いきや、奴の顔面にシャボン玉を吹いてやろうと考えて購入しました。

届いた商品はぱっと見ならばタバコにしか見えませんでしたので、シャボン玉液を入れて準備万端で知り合い宅へ行き、頃合いを見計らってタバコ型ストローを口にくわえると、『なに人のうちで勝手にたばこを吸おうとしているのよ!!!』と、思った通りの反応を示してくれました。
そして、怒りに満ちた表情の前でシャボン玉をぷはーっと吹いてみると、旧日本陸軍の上官だってなかなか繰り出さなそうな、メガネが吹っ飛ぶほどの本気のビンタをかまされまして、シャボン玉セット一式は即没収と相成りました。
しかし、このタバコ型シャボン玉を知り合いとその子供が楽しんでいるところを見ると、これは良い商品なのかもとも思え、あながち、いたずらをするだけの商品ではないような気もした、アリエクスプレスのタバコ型シャボン玉のお話でした。
