アリエクスプレスの怠け者用ラーメンボールはどう考えても使えない話

タイパという言葉が出てきたのはそんな昔の事ではなく、今から10年以内に誕生した造語だそうで、限られた時間内で効果が高く、満足を得ることを意味します。

30分の動画を倍速で視聴すれば15分で見終わるからタイパが良い、といった塩梅で、確かに倍速視聴に慣れると通常の速さでは遅すぎる感覚になる一方で、なにか別の作品を見ているような感覚になってしまう面もあって、どちらが正解なのかは人それぞれの価値観だと思います。

古来よりタイム・イズ・マネーとの言葉があるように、余計な時間を使わずに済むことに価値があるのは間違いないものの、行き過ぎた時短は精神的な負担が増す可能性も指摘されていたりもします。

アリエクスプレスにもタイパに特化した商品が数多く存在しているのですが、中には間違っているように思えるものが存在します。

なぜ、間違っているのかというと、アリエクスプレスというか、あちらの国特有のもたらす結果が全てであり、その結果になるためには工程は一切無視して製造してしまう土壌があるからだと思われます。

上の画像は、袋入りのインスタントラーメンを鍋で煮ることなく作ることができ、使った後に洗う手間もないラーメンボールという商品です。

商品名を見ると、あちらの国ではこういった時短行為を『タイパ』とは言わず、『怠け者』と表現するようですが、とにかく、インスタントラーメンが素早く簡単に作ることができ、食後に洗う手間もなく便利だとの商品がいくつも売られております。

この商品の使い方を見てみると、袋めんの上部だけを切って容器に入れてスープを取り出し、

お湯を注いで袋を閉じておけばラーメンが完成して、

食後は袋だけを捨てれば洗う手間もない、というシロモノなのですが、袋めんはカップラーメンと異なり加熱をすることで麺がほぐれるはずで、100℃のお湯を注いだだけでは麺がゆだるはずもなく、芯だらけのぼそぼその麺を食べることになると思われます。

百歩譲って、この容器に入れて電子レンジでチンをするというのなら麺がゆだりそうですが、きっと電子レンジはダメな容器なんだと思います。

結果を重視するあまり、そこに至るまでの工程は知ったことではない、との精神がかなり宿っている、アリエクスプレスの怠け者用ラーメンボールのお話でした。