アリエクスプレスには様々な商品が販売されておりますが、その要因にはなんでも作れてしまう環境があるからだと思われ、加えて、まずは色々と深く考えずに作ってしまおうとの発想があちらの国にはあるからなように思えます。
考えたことを素早く形にしてしまうと、時にはとんでもない大発明にも繋がるものの、やはり失敗する方が断然多いのだと思われますが、アリエクスプレスで怖いところはその失敗の品が普通に流通してしまったりすることです。
まあ、最近はそういった事例は相当に少なくなっているようですが、アリエクスプレスを眺めていると、発想だけで組み立ててしまったのかなと思える自転車が数多く販売されておりました。
例えば、上の画像の自転車の形状はなかなか見事なのですが、削ぎ落し過ぎてしまって安全性がかなり疎かになっているように思えますし、仮に安全性がOKであっても耐久性は怪しく、結局は大怪我は免れない仕様なようにも思えます。
また、キックボードと自転車が合体したような乗り物も最近のアリエクスプレスでやたらと見掛けますが、これも発想はなかなか良さそうに思えるものの、シャーシがいつボッキリと折れてもおかしくないような印象で、ひと漕ぎごとに転倒する危険性があるように思えてしまいます。
最後は、アメリカンバイク寄りに製作した電動自転車なのですが、電動とはいえ漕げるのかが心配になるほどの重量感があります。
搭載されているバッテリーの大きさからかなり重そうですし、小回りが全く効かなそうですし、なによりもシートポジションとペダルの位置関係で相当に疲れそうですが、見た目だけはなかなか良かったりします。
もしかすると、最近のアリエクスプレスはこういった製品でも安全性を考えて作っているのかもしれませんが、なにか場当たり的に製作されたように思えてしまう自転車がアリエクスプレスには売られている、というお話でした。