先日、アリエクスプレスには4千円くらいで買えるタブレットがあるとの記事の中で、この格安のタブレットはAndroidのバージョン的には新しめなものの、お値段なりの性能であるため、ある程度の割り切りが必要と書かせていただきました。
使えるか使えないかとの2択ならば使えますが、快適か否かと言われると使用する場面によっては否になることも大いにあるものの、そこは4千円というお値段で相殺されるように思えます。
しかし、アリエクスプレスにて格安なお値段で販売されているタブレットの中には、現状では全く使えもしないものも結構存在するので要注意、というのが今回のお話です。
上の画像のように、商品ページの画像だけを見るとなにか新しめのタブレットのような雰囲気で、その上、このタブレットのお値段はというと送料無料6000円強だったりします。
見た目だけは良さそうに見えてお値段がたった6000円だからとの理由だけで、このタブレットを購入される方はそう多くないと思われますが、このタブレットのスペックを見てみると、たった500円でも買うようなシロモノでないことが分かります。
まず、このタブレットに使用されているSocは今から10年前に登場したものであり、RAMは1GB、ROMも16GBしかありません。
また、このタブレットはSIMカードが差し込めるのですが、使えるのは今はほぼほぼ絶滅している3G専用です。
それと、このタブレットに使用されているAndroidは6.0であり、ここまで昔のAndroidのバージョンだと現在でも正常に動くアプリは少なく、もしもアプリを入れられたとしても能力的に動くのかは疑問です。
少し前のアリエクスプレスでの格安のタブレットは、商品ページに偽りの商品画像とスペックを掲載して販売する手口が横行しておりましたが、最近ではその手口が規制されたのか、スペックは正直に書きつつ、現状では使用するのが難しいタブレットを値段だけで客を釣りあげて販売する手口に変わっているように思えます。
六千円とはいえ、タブレットを買うとなれば、スペックは最低限ご覧になられる方が大多数だと思われますが、もしもアリエクスプレスで格安のタブレットを発見したら、必ずスペックを確認した方が良い、というお話でした。