AliExpressのBrand+とは?運営が定める3つの条件

『Brand+』とは、運営をするアリエクスプレスが以下の3項目を規定しております。
1.過去3か月間、100K+人(10万人以上)がこのブランドを高く評価している。
2.過去3か月間、本ブランドは100K+回(10万回以上)の閲覧数を獲得している。
3.ほとんどの購入者が、本ブランドの商品を返品していない。
以上、3つの項目をクリアしている商品のみ、Brand+の称号が与えられると定めています。この表現だけならば、高評価・大人気・低返品率の商品であることを運営が証明する、いわばお墨付きようなものにも見えてきます。
しかし、実際はというと、アリエクスプレスのBrand+は真逆の意味にもなりかねない、かなり気を付けるべき表記なのです。
AliExpressのBrand+は本物や正規品の証ではない

現在のアリエクスプレスで最もよく見かける表記は、合計1500円以上買えば高速配送が無料になる『Choice』。
最近では衣料品を中心に3品以上購入すると、それぞれの商品が20%割引になる『ALISTYLE』との表記も見かけるようになりました。
そんなアリエクスプレスの表記の中に新たなものが加わりまして、それがアリエクスプレスのBrand+です。
AliExpressのBrand+には権利的に危うい商品も多い

アリエクスプレスのBrand+が付いている商品には正規品との文字が見え、運営のお墨付きも相まって、本物だと思っても仕方がないようなことになっています。
しかし、『Brand+』と表記されている商品を眺めていると、権利的にアウトなものばかりについているのです。本当にこの表記を付けて正規品と言い切ってしまって大丈夫なのかと思う商品にこそ、Brand+が付いている印象なのです。
Brand+付きのPS1コピーCDが正規品として売られていた例

その最たるものが上の画像の商品です。ご覧の通り、正規品と表記されたPS1のゲームソフトが販売されております。

この商品ページを見てみると、商品名にわざわざ『コピーCD』と記載されています。
となれば、勝手にコピーして販売している海賊版ゲームソフトになるのですが、これでも高評価・大人気・低返品率である『Brand+』の称号が得られ、正規品として販売されているのです。
文房具やアニメグッズでもBrand+と正規品表記は信用できない

また、最近では日本国内文房具メーカーのパチモノサインペンにもBrand+が表記されるようになりましたし、定番のアニメグッズにも正規品の文字が今でも付いているものが少なくありません。
実際には、排除されるべき商品ばかりにお墨付きを与えているような気がしてしまう『Brand+』の商品ですが、逆に、税関等で没収されないようにするためにも、実は買わないほうが良い商品の目印になっているのかもしれません。
| 画像 | 商品名 | 価格 | 割引率 | 販売数 | 評価率 |
|---|---|---|---|---|---|
|
Baseus USB Type-C to USB-C ケーブル 100W/5A PD急速充電対応 | 412円 | 56% | 32,692 | 98.3% |
|
Toocki ケーブルオーガナイザー ワイヤーワインダー | 200円 | 51% | 39,389 | 97.4% |
|
Type-C充電ポート用 防塵プラグ | 102円 | 55% | 21,136 | 95.9% |
|
フック&ループ式 ケーブルオーガナイザー ケーブルタイ | 172円 | 55% | 20,803 | 95.3% |
|
Toocki 100W格納式 Type-Cケーブル | 586円 | 56% | 22,756 | 97.5% |
追記:Brand+を取得するための公式の審査基準

AliExpressの公式ルール上、Brand+(またはBrand Official / Premium Seller)の称号を得るためには、以下のハードルをクリアする必要があります。
正規の権利証明(書類審査)
・ 自社の商標登録証、またはメーカーからの正規代理店契約書(Authorization Letter) の提出が必須。
・ストアの実績と評価
・一定期間以上の販売実績、高いストア評価(フィードバック)、低解約率・低紛争率。
・商品品質と画像の審査
・商品画像がメーカーのガイドラインに準拠しているか、著作権侵害がないかのチェック。
・ランダムチェック(テスト購入)
・独立した第三者機関やプラットフォーム側が、ランダムに商品を購入し、本物であるかを確認する。
もし仮にここまでのチェックが機能していたら、パチモノ商品にBrand+の称号が付く可能性はゼロです。

しかし、現実のはBrand+の称号得るために、悪質なセラーたちは様々な審査の抜け穴を使い、不正に取得する例が多く、だからこそ、Brand+が付いたパチモノを目にするのです。
その手口とは、書類の偽造、または名義貸しを行うことです。
・偽造: 中国国内には、正規代理店契約書や商標権者の許可証を精巧に偽造する業者が存在します。
・名義貸し:正当にBrand+を取得している大手商社や代理店が、その権限を小規模な偽物セラーに有料で貸し出す、あるいは名義を貸すケースがあり、これにより、セラー側は本物の書類を提出したことになります。
また、レアケースでは、商品画像にBrand+のロゴを合成して勝手に貼り付ける手口や、HTML/CSSをいじり、バッジのように見せかけたりする手口も見られるとのこと。
現在のAliExpressにおいて、正真正銘のBrand+の称号を得るセラーや商品はちゃんと存在します。ですので、Brand+がパチモノの称号であるとは決して申し上げません。
ただし、安物商品やキャラクターグッズ、アニメグッズに付いたBrand+は本物の称号ではないことだけは強調させていただきます。
今回の話に近いものが下にあります👇





Q. AliExpressのBrand+とは何ですか?
A. 過去3か月間の高評価人数、閲覧数、低返品率など、AliExpress側が定めた条件を満たした商品やブランドに与えられる表記です。見た目としては、人気や評価の高さを示すバッジのように見えるものです。
Q. AliExpressのBrand+は本物や正規品の証ですか?
A. Brand+が付いているからといって、本物や正規品の保証とは受け取らない方がよいです。正規品のように見える表記があっても、それだけで信用するのは危険です。
Q. AliExpressのBrand+付き商品には権利的に危ういものもありますか?
A. あります。Brand+が付いている商品を見ていくと、権利的に問題がありそうな商品や、正規品と断定してよいのか疑わしい商品が少なくないのです。
Q. AliExpressではコピー品のような商品にBrand+が付いている例もありますか?
A. 商品名に『コピーCD』と書かれたPS1ゲームソフトにBrand+が付いており、しかも正規品のように表示されていた例があります。そのため、バッジの有無だけで安全性や正当性を判断しない方がよいです。
Q. AliExpressのBrand+はどう見ればよいですか?
A. Brand+はあくまで参考情報の一つにとどめ、とくに安価な雑貨、キャラクターグッズ、アニメグッズなどでは本物保証の印として受け取らない方がよいのです。商品内容や販売実態を別途よく見る必要があります。
今回の話に近いものが下にあります






