エアコンの掃除は冷房を使わなくなったらすぐに行った方が良い話

私の住む東京の山沿い地域にはようやく秋が訪れまして、かれこれ5か月間に渡って絶えず稼働していたエアコンを停止することができました。

24時間絶え間なく、5が月間も稼働し続けているエアコンの内部はかなり汚れており、カビとホコリがかなり蔓延している状態でして、このまま放置しておいても事態が好転することは絶対にありません。

ですので、涼しくなってきてエアコンを使用しなくなった今こそ、エアコンの内部を綺麗にしっかりと掃除した方が良い時期でもあります。

エアコンを稼働していて臭いが気になる場合、その原因の大半が内部のカビであり、特にそのカビが蔓延りやすいのが、吹き出し口をのぞき込むと見える長い筒状の送風ファンと、冷却時に発生する水を屋外へ排出する際の水受けであるドレンパンです。

これら2つのパーツはエアコンの外装を外し、お掃除機能があるエアコンならばそのユニットを取り外して、スケルトンの状態にしてからさらにいくつかのネジとパーツを外さないと取り出せませんが、この2つを取り出して掃除すると臭いの原因は8割がた解決します。

エアコン掃除というと、エアコン洗浄スプレーといった商品が市販されておりますが、これを使ったとしても臭いの原因は10%から20%くらいしか改善できず、スプレーの薬剤をちゃんと落としきれなかったら、そこからまたカビが増殖することになるので、洗浄したのにむしろ汚しているとの逆作用になりかねなかったりします。

ですので、分解してパーツを取り出せられるならば、取り出した後にお風呂場等でよく洗浄する方が根本から解決できます。

特にエアコン稼働時の臭いの最大の原因となるのが送風ファンでして、この送風ファンは絶えず回転しているためにホコリがこびりつきやすく、そのホコリにエアコンから出る水分が付着してカビが大発生し、そのカビがまた付着するホコリをすべてカビにする、というサイクルを稼働時には永遠と繰り返すので、送風ファンはカビの巣窟です。

たとえ新製品のエアコンだったとしても、今現在の全てのエアコンの中で送風ファンを自動的に綺麗にする機能は備わっておらず、大袈裟なようですが、エアコンの送風ファンがカビだらけになるのはなにをどうやっても逃れることができません。

ちなみに、我が家で稼働前にまっさらの状態だった送風ファンでも、5か月後には上の画像のようにホコリだらけで、これをそのまま放置しておくとカビの温床になってしまうため、冷房を使わず、暖房はまだちょっと早い今こそが、送風ファンとドレンパンの掃除が適していると思います。

エアコンの分解掃除は、多少のスキルと勇気が必要になってきますが、YouTubeなどで同一メーカーのエアコンを分解掃除している動画がきっとあるはずですので、これを参考にしてみるのも手だと思います。

ただし、エアコンの分解は自己責任を伴い、思わぬ事故が発生する恐れもありますので、無理はしないで専門業者に依頼するのが最も自然な話になってくると思いますが、冷房を使わなくなりつつある今こそが、エアコン掃除をする絶好の季節、というお話でした。