アリエクスプレスで無茶をするお店はこれからどんどん少なくなるのかもな話

私は常々、アリエクスプレスで破格なお値段で売られている商品には必ずネガティブな理由が潜んでいるため、手を出さないほうが絶対に良い、と書かせていただいておりますが、これは安物ばかりを購入して気付いた経験則でお話しさせていただいております。

現在のアリエクスプレスにおいて、他店と比べて5割以上も安く商品を販売しているお店は、超高確率で詐欺的な販売を行っており、安く買えたと商品を心待ちしていると、届いた商品を見た瞬間にたとえようのない嫌な思いをしたりしますので、他よりも安い商品は十分に気を付けたほうが良かったりします。

しかし、かつてのアリエクスプレスでは、新規で始めたお店がお客を集めようと、かなり無茶苦茶な価格で販売する例が数多く存在し、破格なお値段で買えることが割と多かったことがありました。

ただし、無茶なお値段で販売するお店は、資金的な問題からなのか、すぐに飛んでしまうために結局は高確率で淘汰されることになりました。

現在のアリエクスプレスでも、新規開店したお店が安めの価格設定で販売する事例はあるものの、詐欺なのか、まともな商売なのかの線引きが付けづらいことに加え、つい先日、あちらのお国での税制の見直しが行われたそうで、これが引き金となって無茶苦茶なことをするお店は激減するかもしれません。

アリエクスプレスに限らず、あちらのお国で海外向けECサイトに参入している人間に対し、これから先は、税務情報、販売店に属する人物の身分情報、正しい収入情報を嘘偽りなく申告しなければならない、との法律が施行されるとのこと。

今までアリエクスプレスのお店を経営して収入の情報を提出しなくてよかったことのほうが驚きなのですが、今後はとにかく当局にすべてを洗いざらいに申告しないとならないとのことで、こうなると、どうしても申告したくない人間はお店をたたむようになりますし、新規参入をためらう人間も出てくるかもしれません。

そうなると、まともな人間だけがECサイトでお店を営むことになり、結果、トラブル等が格段に減るような気がする一方で、アリエクスプレスの魅力である怪しさがなくなってしまうのかも、というお話でした。