アリエクスプレスは色々な商品が販売されているECサイトですが、かなりの大型の商品、例えば、住宅や自動車など、日本のECサイトではお目にかかれない商品も普通に販売されていて、なおかつ、お値段が非常に安かったりします。
ただし、お値段は安くとも商品のクオリティに疑問があるものが存在しているのですが、ECサイトにはあり得ない商品が、あり得ない価格で販売されているのもアリエクスプレスの大きな特徴の一つです。
コロナ禍だった頃、東京の渋谷や新宿に3Dで飛び出す猫や犬のディスプレイ広告がかなり話題になったことがありましたが、3D広告は中国で以前よりかなり盛んに使われており、それが日本に上陸したと当時言われておりました。
3Dといえば、今まではそれ専用の眼鏡をかける必要がありましたが、裸眼で、しかも街の看板が3Dとなって立体的に見えるのはなかなかの技術なので、当時は飛び出す猫の広告として盛んに報道されたものの、現在では一般的な広告であるともう認識されたからか、3D広告がわざわざ報道されることもなくなりました。
現在は街の中に溶け込んでいる3D広告とも言えそうですが、アリエクスプレスを眺めていると、3D広告がもっともっと身近な存在になっていると思えたことがございました。
3D広告は特殊なディスプレイに映像が映し出され、見る者の目の錯覚によって立体的に見えるものですから、そのディスプレイはそれなりに高額であることは私のような素人でも簡単に想像できます。
しかし、アリエクスプレスには3Dディスプレイが設置料込みで販売されており、そのお値段はなんと600万円ほどです。
商品ページには動画で説明があって、その動画を見る限り、ちゃんと3D映像になっていますから、この商品は3D広告のディスプレイに間違いありません。
ただし、映像は自由に変えられると思うものの、3D映像として飛び出ているのはラーメンどんぶりでして、日本でよく見かける猫や犬などのかわいい系で目立たせるのではなく、そのものズバリを目立たせるところはお国柄のように思えます。
普通の看板で、しかも街に映えて目立つ看板を設置しようとすれば、それなりの金額が必要だと思われますが、アリエクスプレスならば600万円で3D広告が設置できます。
私としては、是非、きぬた歯科さんの飛び出す3D広告が見たいところですが、この商品はアリエクスプレスでよく見られる、買っても届かない手口だと思いますので実現はなかなか難しそうなものの、アリエクスプレスには3D広告のディスプレイがかなりの格安で販売されている、というお話でした。