アリエクスプレスの権利的な問題を回避すべく作られた家庭用ゲーム機の話

アリエクスプレスには色々なゲーム機が販売されておりますが、その大半は権利的に問題を抱えているもののように思います。

例えば、80年代の日本のゲームソフトがコピーされたポータブルゲーム機なんてものは、アリエクスプレスを運営するアリババが直営しているお店であっても販売されており、実際には取り締まるべき側が普通に販売していたりする構図が見られたりします。

まあ、買う買わないは別にして、こういったグレーな部分が多少の面白さに繋がっているようにも思うのですが、最近のアリエクスプレスには、権利的にアウトなように思えるものの、一見するとオリジナルのような家庭用ゲーム機が販売されております。

先程も申し上げましたが、アリエクスプレスで販売されているゲーム機の大半は権利的にアウトなものばかりですが、今回取り上げるゲーム機は既存のゲームソフトをおそらくコピーしておらず、一見するとオリジナルなゲームソフトのように見えます。

だったら、権利的な問題のない商品にも思えてしまうのですが、ゲームの内容はというとその全てが丸パクリです。

1999年頃、ダンスダンスレボリューションというアーケードが世に出され、それはそれは人気を博しましたが、これは全く同じ内容のフットコントローラーを用いてダンスをするゲームが行えます。

また、15、6年くらい前に発売されて、コントローラーを片手に実戦さながらのスポーツ体験ができると好評を博した家庭用ゲーム機がありましたが、アリエクスプレスには同じようなコントローラーで遊べるゲーム機が存在します。

確かにゲームのソフトを短絡的にコピーするようなことはしておりませんが、ゲームのコントローラーにも権利は存在するため、結果的には大いに権利を侵害していると思われるこれらのゲーム機。

実際にゲーム機を立ち上げたらゲームソフトも全て丸パクリなのかもしれませんが、お店なりにというか、製造する段階で色々と考えて、権利的な問題がすぐに発覚しないようにする手口が最近はある、というお話でした。