倉庫型スーパーのコストコには冷凍された焼き芋が販売されており、私はこの商品を必ず購入しております。
この焼いもは『紅天使』という品種で、ポテトチップスでお馴染みのカルビーが、サツマイモを貯蔵する技術と独自の焼き加減で驚きの糖度を実現した焼いもでして、砂糖をそのまま食べるよりも甘いのでは?と思えるほどの甘さとうまさがあります。
私は焼いもなんていうものは、これまで生きてきて一切食すことがなかったのですが、コストコでたまたま試食した紅天使に度肝を抜かれ、それからは行けば必ず購入する商品となりました。
しかし、この紅天使がコストコの売り場から突然消えてしまい、その代わりにカルビーの『夢ひらく』という品種の冷凍された焼き芋が販売されておりました。
この2品種の大きな違いは、『紅天使』の甘さが5段階評価の5だとすると、『夢ひらく』は4で、『紅天使』はねっとり感、『夢ひらく』はしっとり感が特徴だと、カルビーの品種チャート表に書かれておりました。
また、私がコストコの売り場で『夢ひらく』を手にした際に感じたのは、『紅天使』は芋の表面の至る所に蜜が噴き出ていた半面、『夢ひらく』は蜜が全く見られない点でした。
それでも製造元が甘さの違いが少ししかないと評価しているので、まあ、味に大きな変わりはないのだろうと『夢ひらく』を購入し、帰宅後に温めて早速食してみたところ、この両者には大きな違いがありました。
確かに『夢ひらく』はしっとりしているような印象に加え、中身が黄金色で大変綺麗な状態で、見た目には甘みがあって美味しそうな感覚になります。
しかし、実際に食してみると、『紅天使』に比べて個人的にはかなり味が落ちるような気がして、カルビーのチャート表には4となっていたものの、個人的な甘さは3から2.5くらいしかないような印象です。
ただし、まずいかというとそうではなく、普通の紅あずまを焼いただけの焼いもよりは美味しいのは間違いないのですが、『紅天使』に比べると物足りない印象だけが残り、見た目には美味しそうなので意明けに残念な気持ちにさせられます。
味に関しては人それぞれ好みが違いますし、ましてや生まれ持ったバカ舌の私の判断ですから、万人が同じ感想になるとも全然思えないのですが、コストコの冷凍食品の焼いもは『紅天使』に個人的には戻してほしい、というお話でした。