ダイソーの無香料消臭ビーズはたった100円でも使い方次第でかなり使えるようになった話

私の友人から『消臭ビーズをまとめて買ってきたんだけど、全然消臭できないから引き取ってくれないか?』と電話があったのは先日の事。

なんでも、物置の中の臭いをどうにかしたいと消臭ビーズを買ってきて設置してみたものの、1週間が経過しても臭いは全く改善されないので私に連絡をしてきたようです。

消臭ビーズと言っても種類が沢山ありますのでどんなものなのかを尋ねてみると、100円均一のダイソーで買ってきたものだとのこと。

だったら損害はゼロに等しいので捨ててしまえば良いのにと思いつつも、一方では100円で買える消臭ビーズの性能というか品質を知りたくなったので全部引き取ることにしました。

友人から貰った消臭ビーズは無香料のトイレ用のもので、早速消臭ビーズを鼻に近づけてみると全くの無臭であり、無香料と謳いつつ、なにか香ってしまう某有名メーカー品よりも個人的にはかなりの好感触です。

ここで思ったことは、全くの無臭である場合にはその効果があるのかないのかが分かりづらく、友人は全然ダメだと言っていたものの、実際には使えるような気がこの時点でし始めました。

消臭ビーズは蒸発というか、揮発というか、とにかくビーズの成分が溶けだして大気中に放たれ、悪臭にくっついて臭いを分解しますが、言い方を変えると、消臭ビーズが蒸発しなければ消臭効果は全く見込めないことになります。

友人はダイソーでケースに入った消臭ビーズと詰め替え用を買ってきましたが、上の画像のようにケース入りのものは上部に僅かな空気の出入り口しかないため、ビーズがどんどん蒸発するような感じではなく、だからこそ、効果が全く見えなかった可能性があります。

蒸発しないということは長持ちをすることにもなりますが、長持ちしないことは捨てて、空気中にどんどん蒸発するようなケースに入れた上で、臭いに対してどういった効果があるのかを見極めたくなりました。

そこで私もダイソーへ赴き、プラスチック容器のコーナーを眺めていると、側面が穴だらけのおそらくペン立てとして使用するケースがありました。

これならば消臭ビーズが空気に触れっぱなしになるので、詰め替え用消臭ビーズを丸々一袋分入れ、ケースの上部には料理用のラップをかけて、そのラップには爪楊枝で細かい穴をいくつも開けてみました。

すると、蒸発する量が相当あるからなのか、臭いに対して抜群の効果が出ているのが分かったので、すぐに友人宅の悪臭漂う物置へ持って行って設置してみたところ、その翌日には悪臭がかなり抑えられておりました。

そこで同じペン立てのケースを5つ買ってきて、友人がまとめて買ってしまった詰め替えの消臭ビーズを全て入れて、物置の色々な場所へ置いてみたところ、翌日には悪臭を全く感じさせないようになりました。

結局のところ、『たったの100円で買った消臭ビーズ』とどうしても考えてしまい、そもそもハナから期待していないがために、買って失敗と思ってしまうことは多々あります。

しかし、このダイソーの消臭ビーズは蒸発する量を多くすれば、悪臭にはかなり有効であることが分かり、長持ちはしないと思いますが、相当に使えると私は認識しました。

ダイソーの消臭ビーズには香料付きもありますし、無香料でもリビング用と玄関用も販売されておりますが、無香料のトイレ用は蒸発量を増やせば100均とは思えない効果が見込めた、というお話でした。