税関で開封された旨が書かれたラベルが貼られた荷物が初めて届いた話

アリエクスプレスで購入した商品は海外から届くため、日本国内に入ってきた際に税関のチェックを原則的に受けることになっております。

税関の仕事は重要であり、違法な薬物や武器などが含まれた、輸入をしてはならないものが国内に流入するのを阻止したり、輸入すると関税がかかる商品が適切な処理がされているのかを調べたりするのが主ですが、私がアリエクスプレスで購入する安物商品はそういった問題とは無縁なので接点は全くございません。

過去にも荷物が開封された形跡があったことは数回ありましたが、この度届いた荷物は税関が封筒を開封した旨が初めて書かれておりました。

アリエクスプレスでよく見るあのビニール袋の封筒が郵便局の配達で届きましたが、宛名のラベルの横に『この郵便は、動植物検疫検査のため開披されました。川崎東郵便局 第一国際郵便部』と書かれており、もう一枚のラベルには『植物検疫確認済 横浜植物防疫所』というスタンプが押されておりました。

また、ビニールの封筒をよく見ると、開封された部分が透明のテープで閉じられていて、ラベルに書かれていた通りに中身がチェックされたようです。

この荷物の中身はボタン型電池であり、輸入しても問題はない商品ですし、動植物に関係するものでもないため、税関のチェックを受けたあとに無事我が家に届きました。

ただ、なぜ10個100円くらいのボタン型電池がチェックの対象になったのかが少し気になるところで、過去から数えれば数千レベルでアリエクスプレスから購入している中で、初めて開封チェックを行った部署が書かれたラベルが貼られた荷物が、今になって届いたのも少し気になるところです。

そして現在流れているニュースを眺めていると、電子パーツに違法薬物を隠して輸入する手口のニュースが出ておりました。

このニュースと関係があるのかは一切分かりませんが、小さなパーツや金属に隠す手口があるそうで、となると、ボタン型電池をわざわざ中国から買うなんて怪しすぎるとチェックされたのかもしれません。

警察の職務質問と一緒で、こちらにやましいことがないので開封してどんどんチェックしてもらってかまわないのですが、開封された封筒がいざ届いてみると、職務質問が終わった後と同様のなにか嫌な思いが出てくるのもまた事実です。

まあ、日本の水際対策の一環ですし、そもそも安物のボタン型電池なんてものを海外から取り寄せていることが疑わしいと自分でも思うようになりましたが、開封された旨が書かれたラベルが貼られた荷物が初めて届いたお話でした。