アリエクスプレスにはちょっとだけ欲しくなったプレハブ住宅が販売されている話

日本国内で住宅を購入するのなら、不動産屋さんや建設会社さんにまずは相談してみるのはごくごく一般的な話であり、『家が欲しいから、ちょっくらECサイトで買ってくらぁ』と言う人間は誰一人おりません。

しかし、アリエクスプレスというECサイトでは、住宅がごくごく普通に販売されており、少ない注文数ながらも購入している痕跡が見られます。

ただし、取引されているのは、住宅と言いましてもコンテナやプレハブ仕様のものでして、どうやって輸送してくれるのかは分かりませんが、かろうじて輸送するできそうなモノに限られております。

そんなアリエクスプレスの住宅販売の中でも、50万円で購入することができるとあるプレハブ住宅は、あちらの国らしい考えで作られている、ある意味、画期的な商品でした。

アリエクスプレスというか、あちらのお国には、目的を達成するためだったら少々のことは目をつむり、どんな形であれ、それを実行することが最も大事であるとの考えがあるように思えます。

そんな思いが存分に詰まっているように思えたのが、折りたたみ式プレハブ住宅です。

このプレハブ住宅は、上の画像の収納用品の折りたたみ式コンテナと全く同じ、使わない時は折りたたみ、使う時だけ広げれば良いだけで、場所も取らずに便利な商品との商品説明がございました。

日本国内でプレハブを購入して一から組み立てるとなれば、それなりに時間が掛かると思うのですが、この折りたたみ式プレハブはたったの2分で完成させることができるのが最大の特徴だそうで、とにかく、素早く家の形になることだけを最優先に作られております。

なにか安全性や快適性をお家芸的に一切無視して製作されている気がしないでもないのですが、災害時のテントとして考えるのならば、これもなくはないような気が不思議としてくるのも事実です。

しかし、使わずに折りたたんだ状態で庭に立てかけて置いたら、突風が吹いてご近所の家に突き刺さって大事件、なんてことが起こりそうな気がしますし、雨ざらしにしておいて、いざ災害発生時に折りたたみ部分が腐食してちゃんと組み立てられない、なんてこともありそうな気がします。

そもそも、これをアリエクスプレスで買ったら軽ワゴンで配達してくれるいつもの置き配業者さんが持ってくるのでは無いことだけは分かりますが、どんな荷姿で届くのかが全く想像できず、むしろこんなものが中国から直輸入で届くことは、ある意味、恐怖感ですし、なによりもアリエクスプレスで50万円の買い物はなかなかリスキーです。

災害時に素早く個室が作れるというのはかなり良さそうな気がするものの、だったらテントを用意しておいた方が気が楽なのは確かで、プレハブをわざわざ用意しなくても良いと改めて気づかせてくれた、アリエクスプレスの折りたたみプレハブ住宅のお話でした。