
日本の5月5日はこどもの日の祝日であり、その際には鎧兜や武者人形を飾り、庭先には鯉のぼりが泳ぐのが日本の風習となっている端午の節句というものがございますが、この風習の中で海外の方々に特に人気なのが鯉のぼりだそうです。
ただし、時期や季節感はどうでもよく、鯉が空を泳いでいる姿に魅力を感じる外国人が多いそうで、冬だろうと真夏であろうと、季節に捉われず、庭先に年中鯉のぼりが掲げられているお家があるとのこと。
そんな需要があるからなのか、アリエクスプレスにはかなり種類の鯉のぼりが販売されているのですが、日本人からすると何かが違っているものばかりが目につきます。

まず、アリエクスプレスで販売されている鯉のぼりの共通点としては、目玉が充血しているのが特徴で、なにか鮮度の悪さが強調されているのですが、外国人からしてみれば、そんなことは気にもならず結構な注文数が入っております。

また、鯉のぼりの最上段に設置する吹き流しが独特でして、色々な国の国旗をモチーフとしたものが吹き流しとなっているが大きな特徴です。

鯉のぼりの発祥は、滝を登る鯉が龍に変わるとの伝説がモチーフとなっており、子供の健やかな成長や出世を願うために掲げるものなのですが、あちらの国では『縁起の良い龍に初めからしておいた方が効率的アル』とばかりに、龍のぼりとして販売しており、こちらも日本人以外に人気の商品だったりします。
鯉のぼりに正式な風習があるのかどうかなんて日本人にだってよく分かりませんが、アリエクスプレスの鯉のぼりは独特の進化を遂げており、それを日本人以外の外国人が喜んで購入している図式があった、というお話でした。