とある商品のフィードバックを見てなかなか酷い手口の販売手法があることを知った話

アリエクスプレスは色々なお店がそこに集う商店街的なECサイトですので、良いお店もあれば、当然、悪いお店も存在します。

では、何を持って良いお店と悪いお店を分類するのかというと、これは人それぞれの考え方に左右されるものの、ユーザーを偽るお店はやっぱり悪いお店だと思われ、とある商品のフィードバックを何気なく見ていると、今まで見たことのなかった手口の詐欺的な販売手法がありました。

その商品というのが、上の画像のイベント用テントでして、この商品は、野外でのイベントの際に雨や直射日光を避ける屋根付きのテントです。

例えば、運動会やバーベキュー、フリーマーケットなどで使うのにはちょうど良いサイズに見えますし、なによりもお値段が魅力的でして、大きさによっては1万円、割と大きめのものでも3万円前後で購入でき、もう既に購入しているユーザーが複数おります。

しかし、安さで購入したユーザーの元へ届いたテントには大きな欠点が存在していることがフィードバックにアップロードされた画像で知ることができました。

商品が届いた際には欠点には気付かなかったものの、このテントを組み立てると、屋根の部分のパーツがそっくりそのまま無い状態だそうで、上の画像のようにただの囲いにしかならないシロモノだとのこと。

確かに、テントという性質上、アリエクスプレスから届いたからすぐに建てようと思われる方は多くなく、テントを使用するイベントまでは組み立てないのが一般的だと思われます。

しかし、それをお店は逆に利用し、屋根部分の骨組みとシートを同梱せずにユーザーの元へ発送し、ユーザーがそれに気づく頃には返金ができる期間が終了しているのを狙っていると思われます。

ただ、屋根部分がそっくりそのまま無いのなら、パーツの点数もそれなりに少なくなるので、ピンとくるユーザーもそれなりにいるように思えるのですが、基本的にユーザーの泣き寝入りで商品代金をせしめる作戦がうまくいっている事例が多いようです。

『さあ、今日は買ったテントを組み立てるぞ』と思って作業をしたら、屋根の部分がそっくり無かった、なんてことが起こるとショックでしょうし、時間が経過していたら返金もできないのですから、これはなかなかのダメージとなりますが、それを狙うお店が存在する、というお話でした。