5年の時が流れるとアリエクスプレスの検索で出現する商品も様変わりする話

1年365日の間には必ず何かしらの出来事や記念日があるそうですが、4月16日は日本にとって大きな出来事が過去にあったことをご存じでしょうか?

ちなみに私自身は昨日の事すらよく覚えていないので当然全く存じあげなかったのですが、それは今から5年前の2020年4月16日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、大都市圏でしか行われていなかった緊急事態宣言が全国に波及した日だそうで、この日よりしばらくの間、日本国民全員がなにかと窮屈な生活を強いられるようになりました。

もうコロナという病名を耳にすること自体がなくなりましたし、ワクチンがどうの、ソーシャルディスタンスがどうの、エクモがどうやらといった、しょっちゅう耳にしていたキーワードすらも聞こえてこず、そもそもコロナ禍があったことすら、もう記憶の中から消えているような感覚が個人的にはあります。

しかし、コロナ禍は人々の生活スタイルを一変させたことは間違いなく、罹患された方の中には今でも後遺症に苦しまれる方もまだまだ大勢いらっしゃるので、終焉を迎えたとはまだ言えない状況もあるのかもしれません。

とはいえ、5年前の今頃と比べると、状況は全く違っているのは確かであり、当時のアリエクスプレスの状況も今とは全然違っていたりします。

中国から始まったコロナですので、アリエクスプレスは大混乱に陥っており、多くのお店が商品が製造できないから商品を販売することできない、という負の連鎖に陥りましたし、仮に商品をどうにか発送しても物流が全く動かず届かないという、何をやっても八方ふさがりの状況でもありました。

それともう一つ、世界的に感染予防のための使い捨てマスクが不足して高騰したことに伴い、アリエクスプレスでは機械を調達してマスク製造に乗り出す異業種のお店が続出し、そのマスクを世界中のユーザーが高額で取り合う、なんてことも起こりました。

結果、アリエクスプレスには高額な使い捨てマスクが大量に販売され、検索で『mask』と入力すれば、出現する商品は使い捨てマスクしかなく、この状況はずっと続いておりました。

しかし、現在のアリエクスプレスで『mask』と検索すると、最初に表示されるのは使い捨てマスクですが、それ以降は強盗が犯行時に被るような覆面ばかりが出現し、使い捨てマスクが全くないわけではないものの、現在のアリエクスプレスで『mask』といえば、強盗の覆面を指す仕様になっております。

もう5年のか、それともたったの5年なのかはよく分かりませんが、5年の時が流れると、キーワード検索で出現する商品も様変わりし、特にあれだけ売れていた使い捨てマスクは隅に追いやられ、アリエクスプレスで『mask』と言えば、覆面がメイン商品になっていた、というお話でした。